#変数の型
変数の型と表記しているが、厳密にはデータの型である。
ただし、データは変数に格納され、扱われるので、変数の型と表現したい。
変数の型は、type(変数名)で確認することが出来る。
本記事ではデータの型変換(=キャスト)について紹介する。
type.py
a="1"
b=1
print(type(a)) #output=str
print(type(b)) #output=int
上例のように同じ1でも数字として扱うか、数値として扱うかでPC内部での扱われ方も変わる。
上例は一例にすぎず、type関数を使うとint、str、listやDataFrameなど様々な結果が返ってくる。
#型変換
型変換を行うことによって、演算を行うことが出来るようになる。
例えばテキストデータを読み込んだデータが文字型として扱われおり、そのデータを使って算術計算を行いたい場合に型変換は必須である。(他にも型変換を用いる機会は多々存在する。)
**変換方法は関数名(変数)**である。
★単一変数(listやtuple出ない場合)
関数 | 意味 |
---|---|
str(変数) | 変数をstr型(文字)に変える |
int(変数) | 変数をint型(整数)に変える |
float(変数) | 変数をfloat型(小数)に変える |
type.py
a="1"
b=1
print(type(a)) #output=str
print(type(b)) #output=int
c=str(b)
print(type(c)) #output=str
★list、tupleの場合
関数 | 意味 |
---|---|
list(tuple) | tuple型をlist型に変える |
tuple(list) | list型をtuple型に変える |
#map関数の利用
listやtupleなどの全ての要素の型を変換したい場合に使うことが出来る。
map関数の記述方法は、**map(適用したい関数,適用したいlist/tuple)**である。
type.py
l=[1,2,3,4]
print(type(l[0]),type(l[1]),type(l[2]),type(l[3])) # output = 全てint
l_n=list(map(str,l)) # mapを適用後変数の型がmap型になるので、それをlist型キャストする必要がある。
print(type(l_n[0]),type(l_n[1]),type(l_n[2]),type(l_n[3]),) # output = 全てstr