ログやエラーメッセージにIT界独特の英単語が使われることが多いのでまとめました。(適宜更新)
ephemeral
えふぇめらる
意味:揮発性の
・簡単に消えてしまうもの。
・メモリ上にあるものを指すことが多い。コンピュータの電源を落とすとメモリの中身は全て消えるため。
・アルコールが揮発するようなイメージ。
・メモリの他にもdockerのコンテナ内のファイルもdockerをダウンさせると消えるためephemeralである。
permanent
ぱーまねんと
意味:永続的な
・消そうとしないと消えないもの。
・HDやSSDに保存されているものを指すことが多い。
・特にDBに保存する行為を一般的に永続化と呼ぶため、この単語がよく使われる。
・DBがオンメモリであり、ephemeralな場合でも永続化と呼ぶ。
・Java界ではJVMのメモリ領域にpermanent generationというものがあり、パーマネント領域などと呼ばれている。もちろんメモリの上にいるので電源を落とすと消える。
・ちなみに髪の毛をくるくるにするパーマはpermanent wave(永続的な波)が語源で髪の毛を風呂に入ったりしても元に戻らずずっと波打たせるという意味。
embedded
えんべでっど
意味:組み込みの
・追加しなくても最初から入っているもの。
・Eclipseに入っているJavaとかSpringBootに入っているTomcatなんかはembeddedと表現されている。
remove
りむーぶ
意味:取り除く、削除する
・ファイルの削除を表す時はremoveがよく使われる。
・removeはdeleteの「消す」ではなく「取り外す」というニュアンスの言葉。しかしソフトウェア界では同じ意味として扱った方が対応力が上がるだろう。
・Linuxコマンドのファイル・ディレクトリ削除のrmはremoveの意味だが、これはinodeから取り除くという意味で、物理的に削除されているわけではないためdeleteではなくremoveなのだと思われる。
・とはいえソフトウェアによっては物理削除でもremoveと表現したり論理削除でもdeleteと表現するので細かいニュアンスは気にしない方が良い。