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論文原稿は共有してもいいのか?

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はじめに

Qiita界隈の方には縁遠いかもしれませんが、備忘録を共有します。
同じようなことに悩む若手研究者の手助けになればいいと思っています。

ただし、以下の点に注意してください。

  • 決してこの記事を鵜呑みにせず、自分で調べてください。
  • 情報が古くなっている可能性があります。

出版物の種類

出版物(書籍、論文など)は一般的に以下の種類に分類されます。

  • プレプリント preprint:レビュー前の最終原稿
  • アクセプトされた原稿 accepted manuscript:レビュー後、アクセプトされたが出版されていない最終原稿
    • 出版された原稿とは、出版社により校正され、論文誌のフォーマットに当てはめられた原稿を指す
  • 出版される最終版:VOR(Version of Record)

これらの出版物の共有について、Researchgate - Copyright - General principles では以下のように述べられています。

  • 多くの出版社は VOR を公に共有することを許可していない
  • Preprints と accepted manuscripts は特定の状況下(猶予期間後など)において共有可能であることが多い

著者の権利

Taylor&Francis Group - Understanding copyright for journal authors

論文誌ごとに異なる(調査中…)。

調査したときに見かけた概念

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス (Creative Commons licenses)

エンバーゴ(公開猶予期間) (Embargo)

  • ある種の原稿を共有しても良いが、猶予期間が設けられていることがある
  • プレスリリースにも猶予期間がある場合もある

アーカイブ (Self-Archiving)

  • 原稿を共有すること
  • Springer Nature 社で書かれがち

Researchgate の立場

Researchgate-Copyright
では以下のようなサイトがあります。

出版社ごとの規則を検索

以下のサイトに論文誌名を入力し、ページ下部の Open Access 欄を確認する。

おわりに

  • 私のための備忘録としてまとめています。調べる必要が出てきた際には update する予定です。
  • コメント、ご指摘などございましたらよろしくお願いします。
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