1.LogicApps概要
企業または組織の間でアプリ、データ、システム、サービスを統合する必要がある場合に、タスク、ビジネス プロセス、ワークフローのスケジュール設定、自動化、調整に役立つクラウドサービスです。
2.作業目的
クラウド、オンプレミス、その両方のどこにあるかを問わず、アプリの統合、データの統合、システムの統合、Enterprise Application Integration (EAI)、および企業間 (B2B) 通信が可能になるスケーラブルなソリューションを設計および構築する作業を簡略化できます。
3.作業手順
今回は2本のフローをご紹介します。
3.1.GET(データの取得)の構築
→SharePointで使用している出退勤管理で新規に登録すると、その情報を取得。Office365のアカウント情報を取得し、メールを自動的に送るフローです。
※今回は2人で管理しており、Office365のアカウントを持っていると想定しています。
①トリガーはSharePointの「When a new item is created」を選択
※項目を確認する頻度は任意で変更する。(今回は1分で設定)
②タイムゾーンは「(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京」を選択
③「条件」のアクションを入れ、出勤の申請者が○○であった場合と、そうではない場合とで条件の分岐を行う(お互いの出勤時にそれぞれのメールへ送信するため)
④②の条件分岐でtrueの方にOffice365ユーザーの「マイ プロフィールの取得 (V2)」を選択し、接続先を設定する
⑤Office365Outlookの「メールの送信 (V2)」を選択
⑥本文、件名、宛先の入力(以下を参照)
⑦条件分岐のfaulseの方も同じアクションを追加する(アカウントは別)
⑧以上でフローの作成は完了。実際に動くかテストをする
3.2.POST(データの入力)の構築
→Outlookの予定表に追加されたら、自動的にGoogleカレンダーにも同じ予定を記載するフローを作成
①トリガーをOutlookの「イベントが追加、更新、削除されたとき (V3)」を選択
②カレンダーIDを入力(ドロップダウンで自分が管理しているIDが表示される)
③開始時刻、終了時刻それぞれ変数を初期化する
→名前は任意、種類は「文字列」、値は「開始時刻」「終了時刻」を選択
⑤カレンダーIDを入力(ドロップダウンで自分が管理しているIDが表示される)
⑥開始時刻、終了時刻は③で作成した変数を使用し最後に「Z」をつける
⑦その他、説明、場所、タイトルも入力する場合は任意で選択
⑧以上でフローの作成は終了。実際に動くかテストをする