はじめに
これから学会発表を控えている人や企業に向けてプレゼンテーションをする人も多いと思います.
しかし,最初はどうすればいいかと分からない部分が多いと思います.
そういった人たちでも,自身の経験から,多少マシになる方法を伝授します!!
ちなみに現在学生である自身の経験を少し記載させていただきます.これらは就活におけるインターンシップや本選考を抜いたものとなっております.
- 学会発表経験:4回
- 他大学合同研究会:2回
- 企業先との合同研究発表:2回
こんな感じで,企業先とか他大学の教授など様々な人に向けてプレゼンや発表経験があります.なので,受けが良かったときもあれば,最初はダメダメといろいろ経験した自分だからこそ伝えられることがあると思うのでよかったら見ていってください!!
読むべき対象者
- 学生でプレゼン経験が浅い人
- 近いうちに学会に出場する or 予定の人
- 自身の発表内容に説得力がほしい人
スライドのコツ
データを用いて説得力アップ!
自分が伝えたいことに関連する資料や調査結果が存在していればできるだけ載せましょう!!
例えば,「近年では,○○という問題がある」⇒「だから私は××したい(した/行った)」
この○○の部分に関してデータが存在しているだけで,以下のメリットがあります.
- 視覚化によって相手に伝わりやすい
-
文字だけのスライドだと疲れてくる
⇒図があるだけで読み手の負担も削減 -
自身で感じているといった根拠のない主観的な評価出ないことを説得
⇒他の人も同じように感じているといった客観性を持たせることが出来る
⇒この問題を解決することでの社会的有用性につながる
(みんなが困っているから解決出来たら社会に貢献!みたいなイメージ)
グラフは見やすく
突然ですが,ここでクイズです(デデン!)
下の2つのグラフを見比べて,どこが違うか少し考えてみてください!!
また,皆さんはどっちの方が見やすいと感じますか❓
色々と突っ込みどころもあると思いますが,重要なポイントだけざっと紹介します!
基礎ポイント(ここだけは直そう)
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グラフにタイトルを入れよう
上のグラフが何のデータを表してるかが分かりづらいですよね!
一方で,下のグラフは,タイトルが入っているため,そのグラフ自体が何を示しているのかが一目でわかりますね!
また,発表のスライドにおいてグラフを頻繁に使う人ほど,どのデータを表しているのかが明確になって,相手にも伝わりやすくなると思います. -
文字は基本的に大きく
字が小さすぎて分からないことは,初心者が陥りがちな問題です,実際に,学会発表などでも,この事例は頻繁に見ます.
この場合だと,上のグラフは,x軸の数値が小さすぎて,分かりづらいですね!
数値はデータを可視化するうえでかなり重要な部分なので,出来るだけ大きくして,相手に伝わるようにしましょう!
ただし,大きくしすぎて,逆に重なってしまうことには注意しよう! -
凡例を忘れずに
凡例とは,右図の右上にある「東京・大阪」などがどのデータなのかを表現しているものです.なので,これがあるかな以下で,どのデータの説明をしているのかが一目瞭然ですね!
応用ポイント(みんなより一歩先へ)
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軸のタイトルを詳細に
左図のy軸の「金額」だと悪くはないのですが,何の金額か分からない可能性があります.
例えば,「金額」⇒売上金額? or 特売価格での売上金額? or 仕入金額?
みたいに状況によっては,いろいろ可能性が考えられますよね.
なので,どの金額なのかをしっかりと記載することで,相手にスムーズに伝わるでしょう!! -
単位を付けよう
こちらも意外とつけてない人も多いと思いますが,あった方が👍です.
例えば,左の金額と記載されているため,「円」だ!!ということは,分かると思います.
しかし,それが,円 なのか 万円 なのか 億円 なのかによって,グラフの見方が大きく変わってしまう可能性があります.なので,細かいですが,具体的な単位を付けてあげることが出来れば,相手に誤解を与えずに正確な情報伝達が出来ると思います.
プレゼン
発表時間は基本的にオーバーはダメ!!
意外と気にしない人も多いと思いますが,発表時間はオーバーしてはいけません.逆に早く終わる分には全然大丈夫なんですよ~
なので,少し自分が与えられているおおよその時間よりも少し短くを意識するのがいいと思います.
また,発表本番は緊張とかで意外と早口になったりもすると思うので,練習では,与えられた発表時間ピッタリぐらいでもいいかもですね!!
事前メモにこだわりすぎない
スライドの下にスライドで発表する用のメモを書く人も多いと思いますが,本番ではそれを一言一句読むのはやめたほうがいいと個人的には思います.
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読んでる感が強まり,伝えている感が薄れる
自分では意外と気が付かないですが,文字の羅列を読むのに必死になっている感が実際は結構出ています.身近な感じでいうと,ニュースキャスターみたいな感じですね~.あとは,発表時はできるだけ相手を見る(オンラインであれば正面のカメラを見る)ことが大事です.相手と向き合うこともコミュニケーションの一つなので,紙面ではなくできるだけ相手を見て話すためにも話す内容はできるだけ覚えていきましょう!
まとめ
今回は,スライドと発表についてのちょっとしたコツを記載しました.最後にポイントだけまとめておきます!!
基礎として抑えよう😃
- データを有効活用
- グラフにタイトルを入れる
- 文字は基本的に大きく
- 凡例を入れる
もう一歩先へ🌟
- グラフ軸のタイトルを詳細に
- 軸に単位をつける
ここだけは注意👀
- 発表時間を意識しよう
- メモにこだわりすぎない
それではこの辺で...🙋♂️