はじめに
TableauとAmazon QuickSightに初めて触れた新卒社員の、初心者視点での備忘録です!
初投稿、ぜひ気軽に読んでください~~~<(_ _)>
※作業時点のBIツール歴:1ヶ月、AWS歴:2週間
きっかけ
3か月の新入社員研修を経て、配属後すぐに学ぶ機会があったTableau。それに似た機能がAWSにあると知り、クラウドの勉強もかねて両ツールを比較してみました!
今回はインフラより機能面にフォーカスして比較しています(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
BIツールの概要
TableauとAmazon QuickSightはBIツールに分類されますが、そもそもこのBIツールが何か分からなかったので記録。
BI(Business Intelligence)ツールとは
データ分析を通じて、企業の意思決定や課題解決を支援するツールのこと。
機能としては、生データを情報に変えるレポーティングやデータの可視化が挙げられます。
(Tableau公式サイトから引用)
両ツールの公式HP調べてみたけど、違いがまとまんないっっ(´;ω;`)ウゥゥ
なので↓
ChatGPTに違いを聞いてみた!
両ツールの違いを、とりあえずAIに聞いてみました。出力された結果が下図です。
提供元・主な利用環境・コスト構造に違いがあることが分かりました!
一方で連携できるデータソース・機能面については、実際に触ってみて比較しようと思います。
ダッシュボードを作ってみてわかったこと
社内のTableau研修で下図のダッシュボードを作る機会があったので、これをAmazon QuickSightでも作れるか検証!使用したデータはTableauのサンプルデータです。
これをAmazon QuickSightで作ったものが↓
パッと見た感じ、作れた!と言いたいところですが・・・
Tableauでは表現できて、Amazon QuickSightで表現できなかったことが4つあるので紹介します。
1. 階層の同時表記(下図:カテゴリ・サブカテゴリ)
2. ワークシートをフィルターとしてダッシュボードで使用
3. 回帰直線・回帰曲線の作成
4. 散布図のクラスタ機能
1,3,4に関しては、Amazon QuickSight公式Q&AのQuickSight Communityから機能が実装されていないことが分かりました。一方で2に関しては、記事などを読んだ感じできそうな気配もあるので、自分の勉強不足な部分がありそうです。
両ツール比較
実際にダッシュボードを作った経験から、教材充実度・UI・予測機能の観点から両ツールを比較していきます!
警告
☆の数は個人の意見です。
1.教材充実度編
Tableau | Amazon QuickSight |
---|---|
UdemyやQiitaの記事が豊富なため、作りやすかった | アップデートが激しいため、記事の内容が合わないことが多かった |
2.UI編
Tableau | Amazon QuickSight |
---|---|
直感的でわかりやすい反面、細部までカスタムできるので、慣れるのに時間がかかる | デザイン性に特化・ドーナツグラフ対応・シンプルでイラレっぽい |
Tableau画面
Amazon QuickSight画面
3.予測機能編
Tableau
使われている手法:指数平滑法[1]
→過去の傾向から平滑化された予測値を生成
Amazon QuickSight
使われている手法:Random Cut Forest(RCF)[2]
→データセット内の異常値や異常なパターンを検出
1年後までの予測を実行しました!
両ツールとも予測機能が搭載しているため、簡単にできます。また、異なるアルゴリズムを使っているのにも関わらず、結果が類似していることも興味深かったです。
まとめ・所感
Tableau | Amazon QuickSight | |
---|---|---|
教材充実度 | ||
UI | ||
予測機能 |
両ツールの比較を表にしてみました↑
所感としては、高度な分析を行いたいのならTableau。ダッシュボードなど画面のデザイン性やスピード感を重視するのであればAmazon QuickSightが向いているなと思います。
また、両ツールを学習する順番は、
- BIツールをしっかり学習したい:Tableau→Amazon QuickSight
- とりあえずビジュアルを作ってみたい!:Amazon QuickSight→Tableau
の順がいいと感じました!