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MSIのマザーボードで構築したマシンでExcel導入にはまった件

Last updated at Posted at 2020-12-25

個人メモですが、同様の現象が発生している方はご参考ください。

私は自宅PCを5年ごとに自作しており、2020年はまさにそのタイミングだった。
今年の夏はずっと在宅勤務で、長期休暇もコロナ禍で遠出できず、私は家で鬱々とした日々を過ごしていた。
そんな中だからこそ、来るべきPC新設というイベントは本当に楽しみであり、私は毎日仕事終わりにCPU, メモリ, FANなど、各PCパーツの性能や値段をネット上で比較するのが癒しの時間だった。

8月下旬にその日はやってきた。
この日までにネットやドスパラ、ツクモなどでパーツを買い集め、部屋の片隅に積んでおいた。
旧PCの解体も済ませ、まだ価値のあるパーツは清掃後、ヤフオクへ出品した。
あとは組み立てるのみである。
組み立てはスムーズに進んだ。
初めて大型FAN(忍者5)を採用したこともあり、取り付けに戸惑う工程もあったが、手戻りもなく、
組み立てた後の起動チェックもすんなりと通った。
ハードの後はソフトということで、各種のアプリの設定やCPUの制御をこなす必要があったが、
操作していて、以前より遥かに優れたスペックを実感出来たので、感動しながらアッという間に進めることが出来た。
ーーそう、Officeをインストールするまでは。

Officeのインストール後、PowerPointが一瞬で開くことに感動しながら、流れるように次のExcelを
起動した瞬間、それは起こった。
Ryzen 3900X, memory32GBのPC上でExcelが立ち上がってこないのである。
慌ててタスクマネージャを覗くと、いくつかのプロセスは重たいように見えるが、全体としては15%程度しか占有しておらず、問題があるように見えなかった。(いくつか見覚えのないプロセス名はある)

Excelは永遠とも思える5分前後の経過の後、ノロノロと立ち上がった。とりあえず一旦閉じようと、閉じるボタンを押そうとしたが、ボタンを全く反応しない状況であった。
まるでmemory2GBのマシンで数100MBのイラスト満載の謎資料を開かされているような気分である。
だめだこれ、なんとかしないと。

その後、私はネットの関連情報を探し回った。
memoryブランドとExcelの相性・・・は問題なさそう。CPUは関係ない。
Officeは再インストールしても遅い。Excelのオプションをアレコレいじくっても治らない。。。
表面的な対応を一通り終えた私は、取り合えず良くわからないが疑わしいプロセスの調査することにした。
ん、このNahimicSVN32.exeってなんだっけ?
ネットで該当プロセス名で引っ掛けると、MSI(マザーボードブランド)のサウンドユーティリティだということが分かった。
入れた覚えはないが、マザーボード導入時に知らない内に紛れ込んだのだろう。
ネットで次のように検索すると。。。
 msi nahimic excel

出てきた。同様の障害事例報告が3件ほど。
それぞれ閲覧すると、いずれもこのサウンドユーティリティをOFFにすると治った、というもの。
私も早速、サービスマネージャからNahimic Serviceの自動起動を無効にし、PCを再起動した。
すると、Excelが音速で開くようになった。
やはり新マシンは素晴らしい。10kbの.txtファイルを開くかのようなレスポンスである。

なぜ、サウンドユーティリティがExcelの起動を邪魔するのかは、私には理解できないが、
何か深い理由を感じざるを得ない。

MSIはお手頃に拡張し易い良質のマザーボードを提供してくれるメーカであるので、購入する方も多いと思う。
そんな諸兄がニューマシン導入後のワクワクしたタイミングで私のように焦らないように、ここに書す。

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