はじめに
ここ半年ほど、チーム開発でOviceを使用しました。
オンラインチーム開発ではどのツールを使用するか悩むことがあると思います。
今までZoom,Discordを使ってきましたが、新たにOviceをチーム開発で使ってみてよかったことを紹介していきたいと思います!
ちなみに案件ではなく、勝手に紹介します。
Oviceってどうなの?
Oviceはバーチャル空間で、アバターを使ってオンライン画面上を自由に動いて話しかけることができるオンラインコミュニケーションツールです。
現実空間のオフィスにいるのと同じような体験を提供するためにいくつかの機能が提供されています。
- 声の指向性:アバターが向いている向きに声が拡散し、一定以上の距離が離れると聞こえなくなります。
- 同時会話:複数人で同時に話しても音声が途切れません。
- 片ポン:アバターをダブルクリックすることで「トントン」という音がすると同時にメンションチャットを相手に送ることができます。
加えて、会議室をバーチャル空間上に配置することもでき、チーム全員が参加するようなイベントでは会議室をつかうこともできます。
チーム開発にどんな影響があった?
実際にOviceをチーム開発で使ってみて、良かった点を4つ紹介します。
ステータを管理できる
Oviceでは自分のアバターに「対応可」、「離席中」、「作業中」の3つのステータスを設定することができます。
普段は「対応可」にしておき、お昼休憩は「離席中」、集中したい時やトイレ休憩などは「作業中」にすると、チームメンバーが自分の状態をリアルタイムに知ることができるのでオンラインでもコミュニケーションしやすいです。
複数画面共有でき、配置や大きさを調整できる
オンラインでチーム開発を行っているとコードと実際の動作画面の共有がしにくいことで困ることが多くあるかなと思います。
Oviceでは複数画面を共有でき、自分の好みで大きさや位置を変更できるため、例えば右にソースコード、左に実際の画面など開発しやすい画面を作ることができることが非常に便利でした。
片ポン機能が地味に便利
オンライン上でミュートの相手に話かける際に一度ミュートを解除し「〇〇さんいらっしゃいますか?」と発言することって意外と心理的ストレスだったりします。特にチームに参加したてのときなどは話出しにくさなどもあるかと思います。そこで片ポン機能がすごく役にたちました。
話しかけたい相手のアイコンをダブルクリックすることで「トントン」という音と主にメンションメッセージを相手に送ることができます。
相手も話しかけられていることに気がつけますし、例え片ポンされたときに離席していたとしても通知が残るので戻ったタイミングで相手から話しかけてもらうことができるたチーム内のコミュニケーションが本当に楽になったと感じました。
リアクション機能がデモで大活躍
システムのデモやレビューのときにオンラインだと相手の反応が見ずらく空気感も伝わってこないことがオンライン開発最大の難点だと個人的に思っています。
Oviceにはリアクション機能が備わっており、リアクションアイコン+音で自分の意志を示すことができます。
誰かがリアクションをするとチームメンバーが笑顔になることが多くあり、オンライン上でも反応や空気感が伝わっていることを感じました。
個人的に好きなリアクションは「拍手」です。拍手のリアクションは拍手が重なると音が大きくなり本当に拍手をされているのと同じような感覚になりますのでデモやレビューが称賛されているとオンラインでもしっかり感じられます!
ちょっと待った、Oviceの課題は?
非常に多機能でオフラインと同じような体験をさせてくれるOviceですが、それ故に不便だった点を3つ紹介します。
声には指向性がある
オフラインにいるかのような体験をするための機能ですが、いちいちアバターの向きを気にしないといけない点は正直不便です。
アバターの向きを間違えると自分が一生懸命話しても相手に聞こえない(または声が非常に小さい)ということが起こります。
近くにいるチームの会話が聞こえてしまう。
これもオフラインにいるかのような体験をするための機能ですが、余計な会話が聞こえてくると集中力が下がってしまうためオンラインでは遠くの会話は聞こえなくてもいいなと思いました。
画面を共有しすぎるとカオスになる
便利だったことで複数画面共有できることを上げましたが、チーム全員で一斉に画面共有をしだすと画面中に画面共有ができ誰がどの画面をみて喋っているのか分からなくなります。共有する画面数は多くても4画面ほどにすることが重要です。
Ovice使ってみませんか?
半年間使ってみて、個人的にはZoomやDiscordよりもチーム開発しやすいツールだと思いました。
特にリアクション機能はオンライン特有の空気感の掴みづらさを解消してくれるため、これからオンラインコミュニケーションツールを探す方は使ってみるといいと思います!
2023年12月21日現在、待望のデスクトップアプリがリリースされました!
今まではブラウザでしか使えず、タブを開きまくるとどこにいったか探すことが大変だったりメモリを食いまくったりしていましたがこれでより使いやすくなりました!