TechCommit AdventCalendar2024の5日目の記事です。
Yasuと申します。ITの仕事を長いことやっており、今はフリーランスとして働いています。
1X年ぶりに「基本情報技術者試験」を勉強したので、それに関する記事を書きます。
2024年時点の基本情報技術者試験の構成
10月から最新のシラバス(ver9.0)に基づいた試験が実施されるようになりました。
試験構成は、
短時間で回答する科目A(60問を90分で回答)と、
時間をかけて回答する科目B(20問を100分で回答)に分かれています。
それぞれ1000点満点で、両方600点以上で合格です。
以下のリンク先に公開問題が載っています。
私が昔受けた時は、プログラミング試験があったのですが、もうそれは無くなっており、擬似言語による出題となっています。
擬似言語は以前からありましたが、オブジェクト指向やサブルーチン(関数)呼び出しの要素が入ってきており、より実践的な印象を受けました(昔もあったのかも・・?)
受験できる日時と場所
全国のテストセンターで受験できます。私は渋谷で申し込みました。
日時は、テストセンターの営業時間と空き時間に依存します。土日はほぼ満席なので、土日に受験したい方は、かなり早めに申し込みましょう。
久しぶりに勉強した所感
2進数の計算、データ転送量(転送効率)の計算や、ソートアルゴリズムなど、昔と変わっていないところがある一方で、AI、IoT、マイクロサービスなど、時流に乗った問題が出題範囲に含まれております。
(公開問題の科目Bの問6は、テレワーク導入に関する問題。)
また、他の情報処理技術者試験も同じですが、ベンダ系や、ベンダニュートラル系の資格試験と比較すると、問題の質が高い印象を受けます。
問題と答えの組み合わせを丸暗記していても意味がなく、理解力を問う問題が多いです。特に科目B(午後問題)ですね。
ビジネス寄りの問題が含まれているところも良いですね。
(公開問題の科目Aの問16がコアコンピタンス、問17がブルーオーシャンに関する出題。)
擬似言語
擬似言語については、普段からITの仕事をしている人であれば、とっつきやすいのですが、以下の注意点があるので、慣れていないと戸惑ってしまいます。
- 配列の要素は0ではなく1からカウントする(問題によっては0からカウントする)
- リテラルでの表記例:{"aaa", "bbb", "ccc"}
公開問題の、科目Bの問3を読んでみてください。
また、問題をよく読まないと、引っかかってしまうところが時々仕込まれているので、コードをよく読む訓練になります。
受験結果
12月に受験しました。
科目Aが895/1000、科目Bが1000/1000でした
問題の内容については、公開してはいけないとのことだったので、ここには書きません。
ただ、普段からITの実務を行なっている人にとって、意味のある内容だったと言えます。
まとめ
久しぶりに基礎を学び直したい、復習したい人にとっては、最良の選択肢と言えます。
来年は、1X年ぶりに応用情報を受けます。(昔は「ソフトウェア開発技術者」という名称でした。)
次回の記事は、ふわのともさんです!