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ノーコードでヒートマップを書く。

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Webでヒートマップを作りたい場合
本来は、
QGISでヒートマップを作成したり
WebGIS(MapLibre等)にデータを載せて調整して作るのが王道ですが

以前は、有料だった、BIツールが
GoogleやMicrosoftをはじめ、有料や実質無料、オープンソースも含め、いろんなツールが普及してきました。

今回は、BIツールでヒートマップを書いてみたいと思います。
(WebGISは登場しません。)

そもそもBIツールとは?

  • インプットのデータソースに様々なモノを選べて
  • コードを書かずに
  • 可視化/分析ができる
    ゆえに、報告やレポートの作成が楽になる。
    →簡単に可視化出来て、スピード感がでる。

どんなヒートマップを作るか?

GoogleのLooker Studioを使って
https://cloud.google.com/looker-studio?hl=ja

駅別乗降数データのヒートマップを作ってみたいと思います。

使用するデータ

こちらの配布形式は、
シェープ、GeoJSONでした。

残念ながらLooker Studioでは、まだシェープやGeoJSONを読むことが出来ないので
QGISを用いて、ダウンロードしたファイルをCSV形式に変換しました。

スクリーンショット 2024-06-26 13.56.43.png

では本番

Looker Studioを起動して
空のレポート作成で
まず、使用するデータを追加します。
今回はCSVなので「ファイルアップロード」を選択します

スクリーンショット 2024-06-26 13.59.30.png

CSVを追加しただけでこの表が出ます。
スクリーンショット 2024-06-26 14.01.01.png

右側の設定で
どの項目を表示して、どんな順に並べるか選択もできます。
ページングでも表示できています

指標の部分を
乗降客数2021(S12_049)にしておきます。
これをヒートマップで表示したいと思います。

スクリーンショット 2024-06-26 14.04.21.png

グラフの追加→Googleマップ→ヒートマップを選択します。
これだけは、ヒートマップを表示する情報が足りないので

  • 位置に、駅名(S12_001)
  • 重み付けに、乗降客数2021(S12_049)
    を指定します。

それだけで、このヒートマップが表示されます。(ズームや中心位置は移動しました。)
スクリーンショット 2024-06-26 14.17.58.png

スタイルの設定で
ヒートマップの色や、ぼかし具合も変更できます。

ポイント

このヒートマップのポイントは、CSVデータ内に緯度経度が無いことです。
位置に使うフィールドには、駅名しか指定していません。
したがって、漢字で一致してしまうのか、一部台湾や香港にプロットされてしまっています。
本来は、緯度経度や、住所で、位置を特定できるデータを設定する方が良いと思います。

考察

しかし、ヒートマップを作成するのに
ノーコードで、GUIでポチポチするだけでヒートマップが書けてしまいました。

一般の方が、手持ちのデータを
可視化したい手段としては
すごく簡単に出来ると思いました。
(今回はCSVデータを作るためにQGISを使いましたが・・・。)

他にも地図関連のレイヤタイプは色々あります。
スクリーンショット 2024-06-26 14.19.13.png

細かいカスタマイズをしようとすると、やはり、QGISやWebGISが必要ですが

  • 背景地図を変えたい、切り替えたい、複数重ねたい等
  • データソースを切り替えたい等
    がなければ
    初心者が単純なデータを手軽に可視化には、非常に有効だと思います。
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