MacでWindowsソフトを動かすお話です。
Mac歴2.5年です。
Webアプリが多くなり、多くの作業がWebで完結できることが多くなったし
Windows/Mac対応のアプリも増えてきており
Windowsのみでできて、Macで動かせないソフトは減ってきました。
しかし、依然として、Windowsのシェアは大きく、Windowsでしか動かせないソフトはあります。
日本国内OSランキング 2024年1月
- 1位 Windows 68.4%
- 2位 OS X 17.51%
- 3位 Unknown 12.17%
- 4位 Linux 1.37%
- 5位 Chrome OS 0.54%
出展:https://www.arc-c.jp/web/blog/20240910/
MacでWindowsのソフトを動かそうとすると、大きく3つに分類されると思います。
1つは、HDD上へOSをインストールしてOSをマルチブートにする。
(今のMacではBootCampができなくなったので、事実上不可能)
2つ目は、Mac上に、Windowsの仮想マシンを作る方法。
-
Parallels
Parallels: Mac & Windows Virtualization, Remote Application Server, Mac Management Solutions
Parallels Desktopは、仮想化ソフトウェアです。これにより、Mac上に仮想マシンを作成し、その中でWindowsを実行できます。Windowsが完全に仮想化されているため、Windows環境内で完全なWindowsアプリケーションを実行できます。
-
VirtualBox
Oracle VM VirtualBox - ダウンロード| Oracle Technology Network | オラクル | Oracle 日本
などがあります。
3つ目の手法としては、互換性レイヤーを使う方法があります。
- Wine
Wineは、Windows APIを再実装して、Unix系OS(macOSやLinuxなど)上でWindowsアプリケーションを実行するためのソフトウェアです。つまり、Windowsの仮想マシンを作成するのではなく、直接Mac上でWindowsアプリケーションを実行します。
今回は、3つ目の互換性レイヤーを使う方法を試したので紹介します。
互換性レイヤー方式は、Windows環境内での完全なWindowsアプリケーション実行が保証されているわけではないです。
しかし、オープンソース&WIndowsOSライセンスが不要という点でメリットが有る。
- 仮想化に比べてシステムリソースが比較的少なくて済む
- WindowsOSのライセンスが不要
特徴 | Parallels | Wine |
---|---|---|
仕組み | 仮想化 | 互換性レイヤー |
得意分野 | OSの仮想化、高い互換性、高性能 | WindowsアプリケーションのLinux/macOS上での実行、軽量性 |
リソース消費量 | 多い | 少ない |
操作性 | 仮想マシン内のOSを操作するような感覚 | ネイティブアプリケーションに近い感覚 |
互換性 | 高い | アプリケーションによって異なる |
その中で、今回CrossOverというWineの商用版を試してみました。
https://www.codeweavers.com/crossover
なぜCrossOver(Wineに対して)
- Wineや派生のWhiskyも試したが、面倒な設定が多い。
- 商用でサポートある。(私は買い切りライセンスを購入した。)
Wineも細かい設定をすれば、CorssOverと同等になると思います。 - ゲームやオフィスソフトは、検証済みである
今回は、WinMarge
をうとかしてみたいと思います。
HPより、インストーラー(WinMerge-2.16.42.1-Setup.exe)をダウンロードし、選択するだけで
インストール先のボトル(隔離された環境、仮想環境に似たイメージ、どのOSとするか選択できたりします)
を選択し、インストールします。
一部文字化けもありますが、正常にインストールし、起動できました。
あとから、互換性レイヤーなので、あとから指定OSのバージョンを変更することもできます。
(これは助かる)
Windowsの動作検証としては、互換性レイヤーは使えませんが
動くだけで良いと言うのであれば、WineやCrossOver等の互換性レイヤーでも十分なのではないでしょうか。