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draw.ioファイルをAIに作らせてみた

Last updated at Posted at 2025-05-02

画面のプロトタイプをAIで作成・提示して、顧客ともイメージ確認できた。
次はこれを画面仕様書に落として、エンジニアに渡したい。

そんなときに今までなら、画面イメージを見ながら、一生懸命draw.ioファイルに落としていました。

ただいまなら、生成AIに頼めば、draw.ioファイル(でインポートできるXML)も作成してくれるはず。

ということで試してみました。

プロンプト

あなたはdraw.ioという描画ツールで読み込めるXMLファイルを作成することはできますか?
添付の画面イメージの画像をdraw.ioファイルで編集可能な形にしたいと考えています。

画面イメージを読み込んで、draw.ioファイルのXMLを出力してください。

image.png

試したAI

  • ChatGPT 4o
  • ChatGPT o4-mini
  • ChatGPT 4.5
  • ChatGTP o3
  • gemini 2.5 Pro
  • genspark super agent

ChatGPT 4o

image 1.png

作成された draw.io ファイルを読み込んでみました。

image 2.png

色などは反映していませんが、なかなかの再現度でした。

ChatGPT o4-mini

image 3.png

生成されたXMLファイルをコピーして、draw.io拡張子で保存。

それをdraw.ioで読み込んでみました。

image 4.png

文字の色は少し再現されていました。表の罫線はなさそうでした。

ChatGPT4.5

image 5.png

生成されたXMLファイルをコピーして、draw.io拡張子で保存。

それをdraw.ioで読み込んでみました。

image 6.png

ChatGPT4.5は推論などが得意そうなので、draw.ioファイル生成はあまり得意じゃないかもしれないですね。

ChatGPT o3

image 7.png

最後エラーメッセージ出ていますが、XMLファイル生成は問題なくされたので、そのXMLを保存、draw.ioファイルで読み込んでみました。

image 8.png

ちょっと横長ですが、かなり再現度高いですね。

gemini 2.5 Pro

会社ではGoogle workspaceを契約してもらっているので、geminiにも試してもらいました。

image 9.png

生成されたXMLをコピーして、ファイル保存。draw.ioで読み込みました。

下記のエラーが発生してしまいました。

image 10.png

生成されたファイルの中身を見てみたところ、コメント文が以下のように記載されてました。

        {/* ヘッダー */}
        <mxCell id="header-title" value="AI分析・アクションレポート" style="text;html=1;strokeColor=none;fillColor=none;align=left;verticalAlign=middle;whiteSpace=wrap;rounded=0;fontSize=20;fontStyle=1;" vertex="1" parent="1">
          <mxGeometry x="40" y="40" width="400" height="30" as="geometry" />
        </mxCell>

こちらを指摘して、再生成してもらいました。

image 11.png

再度読み込むと下記です。

image 12.png

コメントミスはあったけど、再現度高い!!
gemini 2.5 Proにはコメントだけ最初に指示出せばいいかな。

genspark super agent

最近、スライド作成でお世話になっている gensparkにも作成してみてもらいました。
gensparkはわざわざHTML画面も生成してくれました。

image.png

XMLをコピーして、ファイル保存。draw.ioで読み込みました。

image 13.png

こちらも再現度高いいですね。

右下のページ表示が抜けちゃったぐらい。

ちなみにHTML画面で「draw.ioを開く」をクリックすると、ブラウザ上でdraw.ioを開いてくれました。XMLは読み込んでくれないので、手動でインポートする必要があります。

image 14.png

また1回出力したHTMLからのコピーでは気に入らなかったのか、XMLでも再出力していました。こちらを同じくコピー・保存して読み込んでみたところ、下記の通りでした。

image 15.png

今後は右下のページ表示も再現しているようでした。

表のタイトル部分もこちらのほうが再現度は高そうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

draw.ioのXML出力はすべての生成AIでできましたが、出力精度は様々でした。

生成AI 生成時間 draw.io作成可否 再現度
ChatGPT 4o 普通 高(色以外の要素を再現)
ChatGPT o4-mini 普通 中(文字色のみ再現、罫線なし)
ChatGPT 4.5 普通 低(基本的な要素のみ)
ChatGPT o3 遅め(2分以上) 高(横長だが再現度高い)
gemini 2.5 Pro 普通 かなり高い(コメントミス修正後は非常に高い再現度)
genspark super agent 遅め(2分以上) かなり高い(2回目の出力で完全な再現)

今のところ(2025/5/3現在)は、gemini 2.5 Proが出力までの時間、再現性の高さで採用したいなと思いました。それぞれの用途に合わせて、うまく使い分けしていきたいですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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