記事のモチベーション
ミーティングにて自分の音声+ PC の音声を共有する方法について、いろいろな方法はあると思いますが、最もシンプルな方法についてまとめていきます。他人に向けた記事というより備忘録の意味合いが強いです。環境は以下の通りです
機種:MacBook Air (M1, 2020)
OS:macOS Sonoma (14.5)
事前準備
BackgroundMusic のインストール:GitHub
BlackHole のインストール:Homebrew
LadioCast のインストール:Apple Store
手順
1. BackgroundMusic
BackgroundMusic は、Mac の音声出力を管理するアプリです。特に初期設定はいじっていませんが、Output Device は Macのスピーカー
に設定しておきます。
また Mac 側のサウンド設定について、Output を BackgroundMusic に設定しておきます。こうすることで、PC の音声を BackgroundMusic を通して出力することができます。
Windows と異なり Mac の場合 PC の音声を共有することは結構難易度が高いです、、、。しかし、BackgroundMusic を使えば、Spotfy や YouTube などの音声をまとめて扱うことができるので非常に便利です。OBS を使った配信などでも活用できると思います。
2. BlackHole
インストールをすれば、システム環境設定のサウンドから BlackHole が選択できるようになります。特に設定などは必要ありません。BlackHole は、Mac の音声を仮想的にルーティングするためのアプリです。
3. LadioCast
ここの設定が設定が一番のポイントです。自分は以下のように設定することで一応 Google Meet での音声共有ができました。(多分色々やり方もあるしベストプラクティスではないかもですが)
入力1:Mac のマイク(自分の声)
入力2:Background Music(PC の音声)
出力 メイン:BlackHole 16ch
4. Google Meet
音声のインプットを BlackHole 16ch に設定することで、Google Meet で自分の音声と PC の音声を共有することができます。
音声のアウトプットを Mac のスピーカーに設定することで、ミーティング相手の声を聞くことができます。
なお、自分は BGM として Spotify を使うことが多いですが、自分の話している最終に音楽の音量が大きいと結構気になるので、Spotify の音量を下げつつ、他で調整をしています。
一点補足として、Google Meet 側でノイズキャンセリング機能が ON になっている場合、人の音声以外の音を消してしまうことがあります。(これに気づかずめちゃくちゃ時間を溶かしました。。。)
その場合は、Google Meet の設定からノイズキャンセリングを OFF にしてください。
やろうとして断念したこと
OBS と BackGroundMusic を使えば比較的簡単に、自分の声と PC の音声をミックスする形で配信や録音が可能です。しかもスライドや画面共有も凝った形式で行えます。
ただ OBS の画面も音声も両方合わせて Google Meet に共有するのは比較的難易度が高そうで、NDI を使えばいけるみたいな情報を得たのですが、この辺り Mac と Windows での違いもあり今のところ断念しています。
一応、今も音声はこの形式で声+PC 音声を共有しつつ、OBS の画面共有を Google Meet でやればそれっぽいことは可能です。(パフォーマンス的なことや設定の多さはさておき)