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NFTクリエイターになるために学習すべき5つのこと

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NFTは世界を変える

NFTの注目度はここ最近著しい。
昨年2021年は、高校生がこのNFTの売買で 2億稼いだり、今年のビジネスの注目ランキングにも入ってきている。
メタバースが成功するか、失敗するかは不明だが、デジタルアセットに関する技術はどんどん進んでいる。
メタバースよりも前にこのNFTが世界を変える可能性が高い。
そのため、クリエイターでなくても、NFTについて簡単に学んでおくのはとても重要だ。
先日、会社の仲間とプライベートで遊んで、その中に絵の上手い方がいた。
仕事に悩んでいることもあり、収入のポケットとしてNFTはまだまだ有効なので、その勧めとしてここに筆を執りたいと思う。

私は2016年辺りから、BTCをはじめとする暗号資産の取引を開始し、botという自動取引の制作に魅せられて、IT業界に転職をした。
結果作りたいものは作れる時間があまり取れていないので、古巣の建築業界に戻り、楽をすることを考えている。
友人や、知人が困っている時に助けられるように、情報の取得や、投資を始めており、周りに困ってる人はいなかったので、今まで情報発信をしていなかった。
当然、今回Qiitaは初めての投稿となる。
※追記:先にOpenSeaについて投稿してしまった。
今回は、NFTクリエイターとして学んだ方がいいことを書いていく。
NFTの全体像について、今後の取引で致命的な失敗をしないことや、コストが出過ぎないようにするのが目的となる。
環境や、販売方法などの技術的な部分は、次回記載する予定だ。

NFTクリエイターが学ぶこと

今回は「稼ぐ」という観点から、NFTの全体像について語っていく。
実際の作品がどう売れるか、利益率を伸ばすかはマーケティングに関することなので、今回は避けたいと思う。
稼ぐためにNFTクリエイターとなるならば、作品のみ生み出して売っているだけでは後々問題となる。
早い段階で暗号資産や、それを取り巻く技術を知る必要がある。
後述するが、NFTはブロックチェーン上でやり取りをする。
そのため、暗号資産に触れることは避けては通れない。
暗号技術がクリエイターの参入障壁になっている所でもあり、知らないことで大きな損をする部分でもある。
逆にここの知識を得ることは、クリエイターにとってチャンスともいえる。

・NFTの基礎
・NFTの将来性
・暗号技術の基礎
・暗号資産の取り扱い方
・税金を理解しながらの立ち回り

上記に挙げた知識に関しては、少なくとも知っておく必要がある。
これらの項目だけで1記述できてしまうので、以降ポイントを絞って解説していく。
興味がある方は、深く掘り下げて欲しい。

NFTの基礎

NFTの基礎について語っていくが、NFTの現状について説明するため、少し長くなる。
基礎的な知識があるなら、飛ばしてくれて構わない。
「NFT」はブロックチェーン、スマートコントラクトに次いで革新的と言われており、ブロックチェーンが生まれて可能になった技術の1つだ。
歴史としては、イーサリアム(Ethereum)上で作成されたアプリに「CryptoKitties」というものがあり、それが「NFT」の火付け役となった。
「NFT」は簡単にまとめると、「偽造不可能な鑑定書 + 所有証明書付のデータ」を持つデジタルデータのことだ。
「Non Fungible Token」の略で唯一性があるトークンとなっている。
トークンとは価値を含んだ代替品で、通貨、ポイントなどを指す。
曖昧に感じるかもしれないがトークンとは、通貨よりも大きな概念で、引換券に近いものと考えてもらえばいい。
現在の考えではその引換券が偽造不可で、所有者の情報が明確となっているデジタルデータを「NFT」と呼ぶ。

NFTの素晴らしさと、デジタルコンテンツの問題

何が革新的だったかというと、デジタルデータに価値、信用、所有権を与えることができたからだ。
クリエイターが作成した絵などは、SNS等のインターネット上にアップロードされると、多くのユーザに保存、共有がされる。
つまり、いくらでもコピーされてしまう。
作品はクリエイターの実績とはなるが、利益には繋がらないことが多い。
デジタルコンテンツとして作品を販売しても、購入者の中から違法にアップロードされ、無料で消費されてしまう。
特に絵画のような1点物のデジタルアートなどは販売は難しい。
こうした場合、売り手側にデジタルコンテンツを扱うメリットは少ない。

一方、買い手側はどうであろう?
コンテンツがコピーされることから、買い手側が所有権を主張することも難しいし、承認欲求を満たすために情報を公開することもできない。
一点物のデジタルコンテンツを購入しても、売り手であるクリエイターがその作品をコピーして販売を繰り返すと考えた場合、買い手側も取引するメリットは少ない。
売り手側、買い手側共にデジタルコンテンツを扱った取引に対して、信頼をするのは難しい。
実際の物理的なコンテンツと比べて、デジタルコンテンツを所有するという意識は薄かった。
しかし、「NFT」でこの考え方が変わることとなった。

NFTとブロックチェーン

「NFT」はデジタルコンテンツを、ブロックチェーン上でやり取りするようになっている。
ブロックチェーンというのは、分散型のデータベースのことで、世界中にサーバが点在しており、各サーバで取引の監視を行っている。
ブロックチェーンは取引データの改ざんが難しく、ビットコイン(BTC)などの暗号資産の技術の核となっている。
BTCは2009年のサービス開始から、未だに不正取引は行われておらず、ブロックチェーンの信頼性を増している。
このブロックチェーン技術を取り入れて、アート作品、音楽、動画、3Dモデルを「NFT」として扱うことが多い。
トークンであるため、不動産などの所有権や、YouTubeなどのチャンネルの命名権など、色々なものを扱える。
アート作品などは「NFT」が実現する世界の一端でしかない。
現実的に難しいとされているが、ブロックチェーン技術にも51%攻撃などのセキュリティの穴があるため過信は禁物である。

「NFT」の取引は、ブロックチェーン上に記録されて、データを所有していることを証明できる。
また、買い手側がそのデータを売却することができる。
クリエイター保護の観点から、二次流通させた時に売却益の一部が、クリエイターのインセンティブとして支払われるようにすることもできる。
今後メタバースでデジタルデータの取引が盛んになった場合は、間違いなくこの「NFT」が利用されるだろう。
「NFT」について深く理解するには、暗号資産の技術を知る必要があるため、ここまでは大枠のイメージを掴んでもらえれば十分だ。
続いて、NFTの将来性について説明する。

NFTの将来性

想像できることは、創造できる。
仮想空間で生活することが増え、現実と仮想の境界が曖昧になる日がそう遠くないかもしれない。
メタバースが目指す未来は、仮想空間が主となる生活様式の革命だ。
その実現の足掛かりとして、「NFT」は活用される。
仮想で生活する時間が増える場合、資産の多くがデジタルアセットに変化するからだ。
最初はゲーム内のアイテムから始まり、仮想空間で利用するアバター、家などデジタルなものに価値の比重が多くなる。
なりたい自分、住みたい家、好きなものを所有する…それにはデータの改ざんが困難で、所有権を明確にできる「NFT」が関わってくると予想されている。
そのため、「NFT」の将来性は、かなり高いとされている。

「NFT」の思想の1つとして、クローズドなものは好まないというものがある。
例として、ゲーム内で使えるアバターなどの資産は、他のゲームでも利用できるべきと考えている。
それはブロックチェーン技術の中で、クロスチェーンというものがあるからだ。
クロスチェーンとは、異なるブロックチェーンを跨ぐことを意味し、他のブロックチェーンと互換性がある。
この考えが受け入れられるかは分からないが、プラットフォームをまたいでデジタルアセットが利用できるようになると、世界が大きく変わっていくであろう。

NFTクリエイターで有名になると

まだまだ「NFT」のクリエイターは少ない。
YouTubeのように参入が早いと、それだけで立ち位置が確立されてくる。
「NFT」が過熱してさらに加速すると、NFTクリエイターとして有名になることもできる。
この世の中は、立ち回りが大切だ。
同じ仕事をしても場所によって給料が異なるように、どのポジションを取るかは重要だ。
イラストレーターとしてtwitterでは有名でなくても、NFTの界隈では有名になる可能性がある。
今後は個の影響力が重要な資産となる。
「NFT」というプラットフォームで影響力を持てば、実績を手に入れて他のSNSでも影響力を持つこととなる。
イラストは言語の壁を越え、多くの人を魅了する素晴らしいコンテンツだ。
「NFT」のプラットフォームという新しい舞台で、積極的に挑戦して欲しい。

Web3.0について

将来性について語る上で、このキーワードは避けて通れないが、まだまだ定義が曖昧だというのが正直なところだ。
テスラのCEOであるイーロン・マスク氏が、「誰かWeb3を見た人はいるか?私は見つけられていない」とツイートして話題となった。
Web2.0はGAFAMや、SNSの時代だと評することが多い。
Web3.0はブロックチェーンにより中央集権から分散型となり、人との交流がよりダイレクトで、個人同士が繋がるサービスが提供されるらしい。
Web2.0は、SNSを通じて多くのユーザと交流し、インターネット上で問題を解決できる手段が多くなった。
色々な情報が個人と紐づけられたためだ。
ネットショッピングができるようになって、生活様式は大きく変わった。
Web3.0は、P2Pの思想が持ち込まれて、仲介者を挟まずにサービスを提供したり、GAFAMなどに力が集まりにくいような設計となるらしい。
今後Webではブロックチェーン上でやり取りをすることが多くなるため、「NFT」も当然使用されることとなるだろう。

石が買われるのはバブルか?

この画像を見て欲しい。
ただの石のイラストだ。
驚かないで欲しいが、この「NFT」の価格は2億7千万円だ。
2022/1の参考価格だ。
image.png
この話はインパクトが強いので、「NFT」の一例としてよく引き合いに出される。
この石のイラストにもパターンがあり、高いものは画像の石と同様に億を超えて売買される。
他の例としては、twitterのCEOであるジャック・ドーシー氏の初ツイートが、3億円を超えて取引をされている。

「NFT」はバブルだと言われることがある。
それはそうでもあるし、そうでもないと思っている。
法定通貨(日本円等)の価値が毀損されているからだ。
経済学者であるピケティが提唱するように、資本収益率は経済成長を超える。
「r > g」が示すように、世界では多くのお金が刷られており、上位1割の人間はお金が余って仕方がない。
最近は、その下の層にも金余りがみられて、ロレックスなどの時計も投機対象となっている。

「一般の価値基準を超える額で、よく分からないものが取引されている」それが「NFT」の門を叩いた人が受ける印象だ。
バブルについて自分なりの意見を出すには、暗号資産について知る必要がある。
繰り返しで申し訳ないが、「NFT」というのはブロックチェーン技術の上に成り立っている。
そのため、「NFT」の仕組みを理解しても、何かを判断する材料としては足りていないのだ。
暗号資産について知ろう。

暗号技術の基礎

暗号技術の基礎を学習するメリットとしては、「NFT」で稼いだ利益に直結する。
ここからが本記事のメインとなる部分だ。
また、後述する「暗号資産の取り扱い方」に繋がる。
暗号資産の暗号技術といえば、何といってもブロックチェーンだ。
先ほど説明したように、ブロックチェーンは分散型のデータベースとなっている。
P2P.png
画像のように、それぞれのノードが同じデータベースを保持している。
悪意あるシステムがノードの1つを破壊しても、他のノードが情報を記録するため耐障害性に強いとされている。

NFTクリエイターとして活動するならば、暗号資産を送金することも多いだろう。
以下の画像は、ビットコインの送金の仕組みを表したものだ。
通常の決済システムとの違いは、マイナーと呼ばれるものが取引の承認を行うことだ。
btc.png
マイナーと呼ばれる第三者をシステムに取り込むことで、取引の公正化、安全化、トラストレスな思想を実現しようとしている。
暗号資産の送金には手数料がかかることを、クリエイターには覚えておいて欲しい。
BTCの送金は、まだまだ送金コストが高いため、利益を高めたいなら他の暗号資産を利用して、安く送金できる方法を模索する必要がある。

BTCは暗号資産の基礎となる通貨だが、「NFT」はEthereumがベースとなる。
そのため、「NFT」を深く学習するなら、ビットコイン→イーサリアムの順となる。
ビットコインはデジタルゴールドと呼ばれていることから、価値の保存の側面が強い。
有事の金のように、決済システムとして普段から使用されることは少ない。

一方、イーサリアムは「Dapps」と呼ばれる分散型アプリケーションのプラットフォームを目指している。
GoogleやSteamのような立ち位置と考えてもらえばいい。
イーサリアムでは、JavaScriptに近い独自言語の「Solidity」が用意されており、それらを使い開発が行われる。
もちろん、フレームワークも用意されている。

「NFT」の取引は、イーサリアム上の通貨であるイーサ(ETH)を使用する。
イーサリアムとは通貨ではなく、プラットフォームを指す。
このETHは手数料などの支払い、報酬の受け取り、ブロックチェーン上に情報を更新する際に使用するからだ。
そのため、ETHを持つ機会や、持っている期間も長くなる。
まだまだ暗号資産は世間に定着しておらず、価格の上昇率、下落率(ボラティリティ)が高い。
しかし、ETHの可能性を信じていられれば、急な下落にも強い心で対応ができる。

「NFT」はイーサリアムの一部の技術でしかない。
イーサリアムが考えるスマートコントラクトや、思想を知れば、今後多くのアプリケーションが出てくると予想できる。
稼ぎたいと思うなら、NFTクリエイターはその動向にも注目する必要がある。
ここでおすすめの書籍を何冊か紹介する。
暗号資産を理解したいなら、これだけ見ればいいと思っている。
数十冊読んだ中で私が出した結論だ。
技術書のため少し高いことが難点だ。

おすすめ書籍① ビットコインとブロックチェーン

この本は、基礎にしてバイブルとなっている。
ビットコインの思想や、大枠の技術を理解するには打って付けだ。
この1冊でブロックチェーンの仕組みが網羅されている。
しかし、暗号技術や数学の話、プログラミングの話が出てくるため、なるべく楽に概要を知りたいならおすすめ書籍②を見た方がいい。
持っていて損することはないので、深く知りたいならこの書籍をまず購入しよう。

おすすめ書籍② コンサイス版 ビットコインとブロックチェーン

これは上の書籍のコンサイス版となっている。
スカラー曲線など一部数学的な話は出てくるが、かなりコンパクトにまとまっており初心者向けとなっている。
ブロックチェーンの処理や、技術的な革新に触れている。
図と文が多く、ソースコードなどの出現率は少ないので、抵抗がなく読める。
初心者におすすめの1冊。

おすすめ書籍③ マスタリング・イーサリアム

この本を読むには、ビットコインが何をしたかったのか、なぜイーサリアムじゃないといけないのかを知らないといけない。
そのためには、先ほどの本が必要になってくる。
この本は、おすすめ書籍①と同じくらいに本が厚い。
抵抗がない箇所から読み進めて、ガスなどの概念を知れればいいと思っている。
イーサリアムの思想が分かれば収穫は十二分となる。

おすすめ書籍④ ビットコイン・スタンダード

上記の技術的な書籍とは異なり、ゴリゴリの経済学書となっている。
なぜ、ビットコインが革新的なのか、歴史から根拠を述べている。
これを読めば、暗号資産に対する信頼は上がり、何故多くの資産家が買うのかわかるはず。

ざっくり暗号資産を知りたいなら、おすすめ書籍②→イーサリアムをネットで調べる→おすすめ書籍④で十分だと思う。
深く知りたいなら、おすすめ書籍①→おすすめ書籍③→おすすめ書籍④となる。
最初なので前者をオススメする。
ここら辺の技術周りは知らなくても「NFT」を扱えるが、知らないと損することが多いと思うので、学習するかはお任せする。
暗号資産を扱う多くの人が、技術的なことは知らない。
上記の書籍に関する程度の知識を持っている人は、1割程度しかいないだろう。
多くの人があまり関心を持っていないが、私が知っている界隈の成功者で上記のいずれかの本を読んだことがない人はいない。

暗号資産に関する重要なキーワード

先ほど書籍を挙げたが、多くの人が本など読まないため、学ぶ上で重要なキーワードを紹介する。
・P2P
・コンセンサスアルゴリズム
・ウォレット
・パスフレーズ
・ナンス(nonce)
・ビザンチン将軍問題
・トラストレス
・DAO
・ゼロ知識証明
・スケーラビリティ問題(Segwit)

上記のことについて一通り分かり、暗号資産が目指す世界を知れれば、今後活動するには十分といえる。
少しだけでもいいので、興味があったら調べて欲しい。

暗号資産の取り扱い方

ここで知るべきことは、暗号資産をどう扱うかだ。
かなり利益に直結する話となる。
ETHなどの暗号資産は、ウォレットと呼ばれるもので管理している。
ウォレットと呼ばれるものには、いくつか種類がある。
日本では日本円と暗号資産をやり取りするのに、暗号資産を扱っている取引所の開設が必要となる。
暗号資産に特別詳しくない人は、取引所に資産管理を任せ、ほったらかしにしている。
取引所がなくなった場合、暗号資産がなくなる可能性がある。
そのため、中級者からはハードウエアウォレットなどの堅牢な資産管理をする。
堅牢であるがゆえに、セルフGOXのリスクがある。

セルフGOXとウォレット

セルフGOXとは、パスワードなどを忘れることにより、資産が引き出せない現象に陥ることだ。
多くの億万長者がこれをしている。
もちろん対策もあるので、どのウォレットで管理するか、セルフGOXしないで安全に保管する方法を調べる必要がある。
基本的にはウォレットに少額の資産を入れて、パスフレーズで復旧してから本格的に利用をすると安全だ。
ウォレット毎に違いがあるため、ここでの説明は省く。
資産管理は自分のするのが鉄則である。
ウォレットには、ペーパーウォレット、ハードウェアウォレット、モバイルウォレットなど種類がある。
管理しやすいウォレットを選んで欲しい。

テスト送金の重要性

「NFT」で報酬を受け取った際には注意が必要だ。
報酬を受け取って他ウォレットに移す場合、「少額でテスト送金」をすることをおすすめする。
大きな金額で間違ったアドレスに送金してしまい、資産を失う話は枚挙に暇がない。
これは暗号資産上級者でも犯してしまうミスだ。
大きな金額を動かすなら、まずテスト送金をするということを念頭におこう。

円転について

税金を理解しながらの立ち回り

最後に税金について説明する。
多くの人が泣きを見るのがこの税金だ。
基本的に暗号資産に関して、20万以上の純利益(利益 - 経費)が出た場合は課税の対象となる。
「NFT」での売却益や、botトレードや、通貨間の売却益などが該当する。
暗号資産の利益は、総合課税に分類される。
一般の人は、サラリーマンのため給与所得を貰っていると思う。
総合課税というのは、その給与所得に暗号資産の利益(雑所得)を加えて、支払う税金の算出をする。
総合課税というのは累進課税となっており、稼いだ分税金が大きくなるものだ。
一方、分離課税というものがあり、株などの売却益はこれに該当する。
分離課税は、累進課税ではなく現在20.315%と一律である。

税金のポイント

総合課税というのは稼ぐほど不利である。
しかし、税金を支払わないという選択肢を取ると、最悪な結末を招く。
脱税というのはかなり罪が重い。
我が国では12/31締めで利益を計上して、3月までに税金の支払を済ませる必要がある。
そうしないと追加徴収というものがあり、元々払う金額よりも多い納税が求められる。
全ての利益を使い込んで、追加徴収された場合は今後の人生が狂うこともある。
納税はしっかりと対応しよう。

900万円のボーダーを意識

「NFT」は稼ぎやすい。
どこまでそれが続くかは分からないが、クリエイターはリミットまで稼ぎ続けて欲しい。
信じられない稼ぎ方で、私なんか霞むような稼ぎをする人が今年も出てくるであろう。
1年間で4,000万円を超え稼いだ場合は、申し訳ないが日本の未来を支える人物として、所得税45%と住民税10%と特別復興税2.1%の計57.1%を払ってもらおう。
大抵は恐る恐る始めるので、給与所得と純利益の合計が900万円付近となるように頑張ろう。
なぜ900万円なのかというと、900万円を超えると所得税が大きく変わるからだ。

900万円超え~1000万円以下だと、所得税が33%ととなる。
一方、695万円超え~900万円以下となると所得税は23%ととなる。
10%は大きな違いだ。
ここを意識して1年の利益を調整しよう。

節税の選択肢

900万円を超えそうであるなら、節税対策をしていくべきだ。
具体的には法人化だ。
法人化すると、税金の支払が事業税等に変わってくる。
ここは、税理士などに相談するところだが、頭の片隅に入れておこう。
私もここ数年以内に、合同会社を作成する予定だ。
今住んでいるところを会社のオフィスとすると、経費として計上できたり、税収面でメリットがあるので、早めに早めに税理士を探そう。
暗号資産に関する人で良い税理士がいたら紹介して欲しい。

簡単な説明だけではあまり頭に入って来ないと思う。
最近立ち読みしたが、この本は税金に関することが分かりやすく書かれている。
確定申告などしたことない人がほとんどだと思うので、気になったら読んで欲しい。

おすすめの書籍_サラリーマンの副業の税金が全部わかる本

最後に

大変長くなってしまって申し訳ない。
なるべくコンパクトにまとめたつもりだが、「NFT」は関連する技術や、知っておく背景が多い。
クリエイターとして活動するなら、税金なども頭に留めないといけない。
多少は準備しておくとこれからが楽だ。
一番大切なのはクリエイターとしての創作意欲だ。
色々な書籍を紹介したが、創作意欲がなくなるようなら読む必要は全くない。
これらは創作意欲の上に必要な知識だからだ。
ブロックチェーンをはじめ「NFT」は黎明期のため、定義も意味合いも変化するかもしれないが、参考にしていただければ幸いだ。
クリエイターたちの活躍を祈っている。

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