0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

ファイルパーミッションとスーパユーザについて調べたこと

Last updated at Posted at 2019-12-15

Linuxのファイルパーミションや権限などについて無知だったので調べた。

はじめに

Linuxで扱われるファイルは、自分で作成したファイルからシステムが提供するライブラリから実行コマンドまですべてに所有権が設定される。
ファイルのオーナーは、ファイルへのアクセス権を自由に設定することができる。

ファイルのオーナーの確認

$ ls -l /bin/cat
-rwxr-xr-x  1 root(ファイルのオーナー)  wheel(ファイルが所属するグループ)  23648  9 21  2018 /bin/cat

グループ

グループとは、ユーザをまとめた集まりのこと。

システム管理を行うwheelというグループに複数の管理者ユーザーを所属させ、wheelグループに対して許可を与えることで、同じ役割を持つ複数ユーザーに同一の権限を与えることができる。

ユーザについて

  • ユーザーは同時にいくつものグループに所属することができる
  • どのユーザーも1つ以上のグループに所属しなければならない
  • ユーザーが作られた際に、特に指定を行わない場合は、ユーザーと同一のグループに所属する
  • 自身が所属しているグループはgroupsコマンドで確認することができる

ファイルのパーミッション

それぞれのファイルには、***「誰に、どのような操作を許可する」***という権限を規定する情報が設定される。

-rwxr-xr-x(ファイルタイプとファイルパーミッション) 1 root(ファイルのオーナー)  wheel(ファイルが所属するグループ)  23648  9 21  2018 /bin/cat

ファイルタイプについて

    • : 通常ファイル
  • d :ディレクトリ
  • l :シンボリックリンク

ファイルのパーミッション

rwxr-xr-xで表示されるファイルのパーミッションは3つごとに、1つのブロックになっており、それぞれ「オーナー」「グループ」「その他のユーザ」に対するパーミッションを意味している。
rやw、xといった記号は許可されるファイルへの操作を意味しています。操作は「読み取り」「書き込み」「実行」の3つの種類がある。許可されていない場合には、-表示される。

-rwxr-xr-x 1 root  wheel  23648  9 21  2018 /bin/cat

上記のファイルの権限についての説明

オーナー

rwx → 「読み取り」「書き込み」「実行」が許可

wheelグループのユーザ

r-x → 「読み込み」「実行」が許可

その他のユーザー

r-x → 「読み込み」「実行」が許可

chmodコマンド

ファイルやディレクトリのパーミッションを設定するコマンド。chmodコマンドにはシンボルモードによる指定と、数値モードによる設定がある。

シンボルモードのユーザ指定方法

  • u : オーナー
  • g : グループ
  • o : その他のユーザ
  • a : 上記の全て

シンボルモードでの利用方法

オーナーの書き込み権限を追加
$ chmod u+w file.txt

グループの書き込み権限を削除
$ chmod g-w file.txt

その他のユーザの権限を読み込みだけにする
$ chmod o=r file.txt

数値モードでのユーザ指定方法

数値モードでのパーミッションの数値

  • r(読み込み) : 4
  • w(書き込み) : 2
  • x(実行) : 1

数値モードでの利用方法

file.txtのパーミッションをrwxr-xr-xに指定する
$ chmod 755 file.txt

スーパユーザ

管理者権限を持つ、特別なユーザ

通常は一般ユーザでログインし、操作し、必要な場合のみスーパユーザとして、作業することが一般的。

suコマンド

一時的に別のユーザになるためのコマンド

suコマンドは任意のユーザーになることができるが、このコマンドは主にスーパユーザになるために利用される。Linuxではセキュリティの理由から、スーパユーザで直接ログインすることはできない。まず一般ユーザでログインして、suコマンドでスーパユーザになる必要がある。

sudoコマンド

別のユーザとしてコマンドを実行する。ユーザを指定しない場合には、スーパユーザとして実行される。

 まとめ

なんとなくでchmodコマンドやsudoコマンドを使っていたので、勉強になった。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?