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Power Apps のアプリや Power Automate のフローをカタログ化しよう

Last updated at Posted at 2023-05-22

はじめに

市民開発者が増えてくると、以下のような問題が発生する可能性があります。

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このような問題の解決策として、アプリやフローをカタログ化するというアプローチがございます。

こちら、実際のアプリの画面です。

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今回は、こちらのアプリについて、機能、特徴、メリット、良くいただく質問 (FAQ) について説明します。

Power Platform カタログの機能、特徴、メリット

登録されているアプリの再生

登録されているアプリの再生ボタンを押すとアプリが再生できます。個人的に、このアプリを Teams の左メニューに追加しておき、あまり使わないアプリを探して起動する時やお客様向けにデモをする時などには、Teams からこのアプリを開き、個々のアプリを起動しています。

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アプリを Teams に追加

Teams のアイコンをクリックすると、Teams にアプリを追加できます。普段 Teams をコミュニケーション基盤として使っている場合は、本当によく使うアプリは Teams の左メニューに追加しても良いかと思います。

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アプリの説明書の閲覧

pdf の説明書や手順書が登録されているアプリについては、アプリから開いたりダウンロードすることが可能です。

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アプリのソースのダウンロード

アプリのソースの zip ファイルが登録されている場合はそちらをダウンロードすることが可能です。特定の部署で利用しているアプリで、他の部署の人に実行させたくはないが、アプリのソースを共有してもいいという場合は、こちらでソースや説明書、手順書等のみ登録するというのでも良いと思います。

アプリの説明書やソースのみの共有する場合においても、多くの人が社内での活用方法を知ったり、新規作成時に参考にしたりすることが出来るので、効果は大きいと考えます。

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アプリの登録

環境を検索し、アプリを検索して必要情報を入れて登録します。もちろん、必要情報を全て一から入力するような形でも良いかとは思います。

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フローの登録

フローも同じような方法で登録します。フローは、アプリと違い他の人に起動させたりしないので、説明書や手順書とソースのみ共有することを想定しています。例えば、以下のような汎用性の高そうなテンプレートフローを登録するのも良いかと思います。

  • 承認ワークフローのテンプレート
  • Forms の回答を SharePoint リストに保存するテンプレート (例えば、Forms で複数選択した際の値を抽出した上で)
  • トリガー条件など、少し複雑なフィルタークエリーを行うテンプレート

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FAQ

個々のアプリについて、アクセス権に応じてアプリカタログの表示を変更できますか? (アクセス権のないアプリは表示されないようにできますか?)

出来ません。個々のアプリへのアクセス権がない場合、アプリの Web リンクをクリックした際、以下のような画面が表示されます。

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所有者が権限を追加したらアプリにアクセスできるようになります。こちらを踏まえると、アプリの Web リンクまで共有するアプリについては、比較的広い範囲で利用することを想定しているアプリのみ登録するのが良いと考えます。

このアプリ自体と、このアプリに登録するアプリやフローは同じ Power Platform 環境である必要はありますか?

同じである必要はないです。上述の通り、このアプリとは別の環境を検索してアプリを選び登録すると、このアプリ専用のテーブルにアプリの名前やアプリの Web リンク等が登録されます。アプリの利用者はこのリンクをクリックしてアプリを起動する形になります (端的に言うと、リンク集的なカタログアプリとなります)。

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このアプリの利用者にはアプリを登録させないようにすることはできますか?

可能です。この場合は、 登録画面を持つアプリを管理者用として利用し、以下のように登録画面を省いたアプリを別アプリとして保存し、そちらを利用者用に共有すると良いかと思います。データソースは同じため、管理者が登録したアプリが表示されることになります。

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個人的には、市民開発者自らが自分が作成したアプリ、その説明書、手順書やソースを自由に登録出来た方が、結果的に沢山のアプリやフローが登録され、市民開発が促進されると考えます。もちろん、組織の方針に応じて、例えば、初期の段階では、管理者が登録するアプリやフローを選別するというのもありかとは思います。

まとめ

今回は、Power Apps のアプリや Power Automate のフローをカタログ化するアプリについて紹介しました。

このようなアプローチのアプリを作成して利用することで、Power Apps で作成したアプリを見つけやすくなってアプリの利用率が上がったり、アプリやフローの作成効率が上がったり、業務を効率化、改善するアプリやフローの案が思い浮かんだり、様々な効果が生まれ、市民開発の促進につながるものと考えます。

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