はじめに
時々、Power Apps で作成したアプリを少し変更したら動かなくなっちゃった、エラーが発生するようになったという相談をいただくことがあります。
この対応のために時間を要したり、結果的にリリースが遅くなってしまうのはもったいないと思います。
そのため、知っている人も多いとは思いますが (もっと認知されてほしいので)、今回は、Power Apps で作成したアプリを以前の状態に戻す方法について説明します。
利用するアプリ
今回は、このブログでも良く紹介している、日程調整を効率化するアプリをベースに紹介します。
以下のように、候補者の空き時間情報をベースに、日程の候補をベストエフォートで返してくれます。
以前の状態に戻す方法
このアプリの以下の箇所の処理を少し変更しようとしたところ、以下のようにエラーが発生し、元に戻せなくなってしまいました。
一旦、以下の画面に戻り、バージョンタブに移動します。
過去 6 か月以内に保存したバージョンが表示されます。これは非常に助かりますね。
今回は、こちらを選択して復元をします。
正常に復元されました。アプリを再度開いてみます。上記エラーがなくなっていることが確認できます。
それ以外にも、アプリを行ったん zip ファイルにエクスポートして、インポートして更新をすることも可能ですが、変更のたびにエクスポートしてファイル管理するのは面倒なため、ちょっとしたことであれば上記方法の方が良いと思います。
(以下はパッケージの例です。ソリューションについては割愛します)