はじめに
ある程度フォーマットが決まったメールを送る業務を Power Automate で自動化するようなシナリオがあります。
アプローチ方法としては、例えば、SharePoint リストに予めメールのテンプレートを用意しておき、一定の周期で自動でフローを動かしてメールを送る、または、Power Apps でそのリストを読み込み、何かしらの選択をして、ボタンを押したらそのテンプレートのメールが送られるみたいなものがあります。
その際、メールの本文に画像を埋め込みたいという要件をいただくことがあるため、今回、そちらのアプローチについて説明いたします。
SharePoint ドキュメントライブラリの準備
今回、画像ファイルはドキュメントライブラリに保存しておきます。
※出来れば、SharePoint リストの画像列で実現したいですが (画像列の値がリンクになれば実現できるはず)、一旦は、Power Automate からリンクの扱いが容易なドキュメントライブラリでの実現方法を紹介します
Power Automate の処理
Power Automate は非常にシンプルで、以下のようなイメージです。
ドキュメントライブラリからファイルのプロパティを取得し、img タグを使ってアイテムへのリンクをソースにします。
<img src="@{items('Apply_to_each')?['{Link}']}">
無事に画像付きメールが届きました。
SharePoint 上に画像ファイルがあるため、受信者はこちらのファイルにアクセスできる必要があります。そのため、SharePoint のアクセス権を、受信者を想定して適切に設定する必要があります。基本的には、社内受信者限定のアプローチと考えます。
まとめ
Power Automate でメール本文に画像を埋め込む方法について紹介しました。メール本文に画像を埋め込みたいというニーズは結構あると思うので、参考にしていただければ幸いです。