はじめに
Power Platform から OpenAI API を利用する方法について、私の同僚が素晴らしい記事を書いてくれました。
API が提供されているため、Power Platform から、HTTP コネクタを介して利用したり、カスタムコネクタを作成して利用することが出来ます。
今回は、上記と同じような方法で (基本同じような感じですが)、Azure OpenAI Service 経由で ChatGPT を利用してみたので参考までに共有します。
キーの取得
Azure OpenAI Service にサインアップしてリソースを作成すると以下のようにキーを取得できます。こちらで取得したキーを控えておきます。
API 情報の取得
モデルをデプロイすると、以下のようにチャットが可能になります。
パラメーターやデプロイの方法などについてはこちらがとても参考になります。
こちらから、利用する URL や Json のコードをコピーします。
{
"messages": [
{
"role": "system",
"content": "You are an AI assistant that helps people find information."
},
{
"role": "user",
"content": "日本で一番高い山は?"
},
{
"role": "assistant",
"content": "日本で一番高い山は富士山です。"
}
],
"temperature": 0.7,
"top_p": 0.95,
"frequency_penalty": 0,
"presence_penalty": 0,
"max_tokens": 800,
"stop": null
}
HTTP コネクタからの利用
あとは、上記ブログと同じ要領で作成できます。全体像は以下のような感じです。
以下のように、取得した情報をそれぞれ入れます。
"role": "assistant" の部分の情報は削除します。
実行結果は以下のような感じです。
(しんあのがわ。。。)
{
"id": "chatcmpl-70zNRQLEX6tSsR9B2KuGSQLWyE9Lj",
"object": "chat.completion",
"created": 1680470289,
"model": "gpt-35-turbo",
"choices": [
{
"index": 0,
"finish_reason": null,
"message": {
"role": "assistant",
"content": "日本で一番長い川は信濃川(しんあのがわ)です。信濃川は長野県を源流とし、長野県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県を流れ、約367キロメートルの距離を持っています。"
}
}
],
"usage": {
"completion_tokens": 112,
"prompt_tokens": 35,
"total_tokens": 147
}
}
とりあえず、Power Platform からも簡単に利用できました。
対話形式で利用する場合は、冒頭で紹介したブログが参考になると考えます。
まとめ
Power Platform から Azure OpenAI Service 経由で ChatGPT を利用する方法を紹介しました。Open AI の API を直接利用する場合と大きな違いはなく利用することが出来ました (そちらを先に利用していたのであっという間に実装できました)。
今後、Power Platform を介してこれらのサービスを利用する新たなソリューションがどんどん生まれてくると思います。これだけ簡単に組み込めるわけですし、ここからは、アイディアの勝負かなと思っています。