はじめに
以下のようなアプリのように、Power Apps でデータのフィルターをしたいケースがあります。
この際、選択できる値は、Dataverse や SharePoint リストの選択肢列に存在する値にしたい、といったニーズがあります。
例えば、以下の場合、"新規"、"対応中"、"完了" でフィルターしたいといった感じです。
もちろん、以下のようにすることもできるのですが、データソース側の選択肢列の値が変更になった場合、アプリ側も改修が必要なため、あまり効率が良くないです。
しかし、特に最初のうちは、コンボボックスやドロップダウンにどのような値を入れたら良いか分からないという方もいると思います。
そのため、今回は、Dataverse や SharePoint リストの選択肢列をコンボボックスやドロップダウンに設定する簡単な方法について説明します。
実装アプローチ
まず、別の画面を用意して、フォームを追加し、フィルターしたいデータソースを設定します。
今回は、問い合わせリスト (SharePoint リスト) を指定しています。
このリストの中で、フィルターに使用したい選択肢列を選び、[Items]
プロパティの値をコピーします。
以下の記事で触れているように、列名を日本語で作成しているため、Odata__ といった、分かりにくい表記になっています。
以下のコンボボックスの [Items]
プロパティにコピーします。
やることはこれだけです。あとは、一時的に作成したフォームおよび画面を削除します。
※ギャラリー側をコンボボックスの値でフィルターする処理は割愛いたします