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SharePoint リストのユーザー列 (複数選択を許可) を使って、Power Automate でメール通知する

Last updated at Posted at 2022-12-22

はじめに

Power Apps や Power Automate で、例えば、お問い合わせを受け付けるシステムや、何かの予約を受け付けるシステムにおいて、依頼者や担当者に通知をしたいというシナリオがあります。
比較的簡単に実現できるのですが、データソースを SharePoint リストにしており、複数選択を許可しているユーザー列の全員に通知をしたい場合、少し癖があるので、方法について説明します。

データソースの用意

今回は、以下のようなシンプルな SharePoint リストの [通知先] の列を利用します。

image.png

Power Automate フローの作成

とりあえず、手動トリガーで複数の項目を取得し、[通知先] の列を使ってメールで通知をします。
ざっくりですが、以下のような感じで実現できます。

選択アクションで、通知先列の Email だけの配列を作成して、その配列を結合アクションに渡して文字列にします。セミコロン (;) で結合することで、アドレス1;アドレス2 といった、普段 Outlook で複数人にメールを送るときと同じように、複数のメールアドレスがセミコロンで結合された文字列になります。

image.png

ポイントは、以下の箇所です。

  • 通知先
  • 通知先 Email

それぞれの中身は以下のような表記です

@{items('Apply_to_each')?['OData__x8907__x6570_']}
@{item()?['Email']}

['OData__x8907__x6570_'] は [通知先] の列の内部名です。SharePoint リストをデータソースにする場合は、最初に英語名で列を作成しておくことをお勧めします。必要であれば、あとから日本語に変えます。この場合、内部名は最初に英語名で作成したもののままで、Power Apps から Power Automate で操作がしやすくなります。

実行結果

問題なく、複数のユーザーに通知されているようです。

image.png

※一旦、メール通知にしていますが、Teams に通知することも可能です。
 ただしこの場合は、宛先ごとにループさせて通知する必要があると考えます。
 こちらの方法は別途紹介しようと思います。

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