Power Apps で Patch 関数を利用した際の成功やエラーメッセージ表示

はじめに

Power Apps でデータソースにデータの登録を行う際、データの登録処理が成功したか失敗したかによってメッセージを変えたり後続処理を書きたい場合があると思います。

フォーム コントロールを利用する場合は、フォームの OnSuccess、OnFailure プロパティに処理を記述するのが一般的と思いますが、今回は、Patch 関数を利用する場合における方法を紹介します。

実装方法

今回は、こちらのイベントで紹介したアプリカタログのソースを元に説明します。

本筋とは異なりますが、こんな感じで、Power Apps で作成されたアプリやそのソースをカタログ化しておくと、アプリが見つけやすくなる、アプリへの到達が容易になる、同じようなアプリを一から作成しなくて済むなどのメリットがあります

こちらのアプリのデータ登録処理では、以下のような感じでデータ登録をしています。

Patch(
        アプリカタログ,
        Defaults(アプリカタログ),
        {
            new_environmentid: cmbEnvironment_1.Selected.name,
            new_appid: txtAppId.Text,
            new_appname: txtAppName.Text,
            new_ismanualregister: true,
            new_applink: txtAppLink.Text,
            new_appdescription: txtAppDescription.Text,
            new_creatername: txtAppCreater.Text,
            new_createrdepartment: txtAppCreaterDepartment.Text,
            new_createrupn: txtAppCreaterUPN.Text,
            new_createdate: dteAppCreatedDate.SelectedDate,
            new_appsource: txtAppSourceLink_1.Text,
            new_isshareonlyappsource: tglIsShareOnlyAppSource.Value,
            new_addteamscount: 0,
            new_downloadcount: 0
        }
    );

If(
     // エラー判定
    !IsEmpty(Errors(アプリカタログ)),
     // エラーメッセージ
    Notify(
        Concat(
            Errors(アプリカタログ),
            Column & ": " & Message
        ),
        NotificationType.Error
    ),
     // 成功メッセージ
    Notify(
        "アプリカタログへの登録処理が成功しました",
        NotificationType.Success
    );
);

ポイントは、Errors 関数を利用するところです。Errors 関数についてはこちらを参考になさってください。