はじめに
Power Automate で SharePoint リストの列の情報を基に行のフィルターするケースはよくありますが、ドキュメントライブラリについてはやったことなかったため、備忘のため記事を書いておきます。
アプローチ
最初に以下のようなドキュメントライブラリ、列を作成しておきます。
ドキュメントライブラリもファイルの属性情報として、こんな感じで列を追加できます。
なお、ドキュメントライブラリの列の内部名は以下の方法で確認できます。
Power Automate では、以下のアクションで列の情報を基にフィルターできます。リストと同じ感じですね。今回は、TimeOff という単語を決め打ちでフィルターしていますが、もちろん、前のアクションの出力、つまり、動的なコンテンツを使ってフィルターもできます。
今回は、全体構成として、以下のような感じで見つかったファイルを別のフォルダー配下に保存します。
実行してみます。合致する行が取得でき、別の場所にファイルを保存できました。
並び替え
なお、データの並び変えを行う際は以下の [並べ変え順] を設定します。Created desc
は、作成日時の降順となります。
- 昇順(古い→新しい)にしたい場合は asc
- 降順(新しい→古い)にしたい場合は desc
また、[上から順に取得] を 1 にすると、最新の 1 のデータだけ取得することになります。
テストしてみます。取得対象のファイルは以下です。
取得できたファイルの名前を [作成] アクションの結果に代入してみたところ、問題なく最新のファイルの情報を取得できました。