はじめに
Microsoft Dataverse では、Excel からデータをインポートすることが可能です。
個人的に、一回だけ既存のデータをサクッとインポートするような場合、こちらの機能を利用するのが簡単で便利だと思いますが、初めて実施した際少しはまってしまったので、私の手元で上手くいった手順を説明したいと思います。
データのエクスポート
最初に、既存のデータをエクスポートします。
こちらでエクスポートされたデータを利用するのが簡単かと思います。
データの加工
エクスポートした .csv ファイルを開きます。
文字化けしているため、メモ帳で開いてエンコードを変えて保存しなおします。
再度 Excel で開き、既存のデータを消して追加したいデータを入力、転記などいたします。
不要な列も消してデータを入力します。
今回は最小限の列にしておきますが、列が複数ある場合は、既存のデータの入力形式や型を参考にデータを入力します。必要に応じて、既存の Excel のデータなどをコピーして貼り付けてください。
データを保存します。再度、メモ帳で開き、UTF-8 でエンコードします。
データのインポート
保存したデータをインポートしていきます。
ファイルを指定してアップロードします。
マッピングが正常終了していますが、[列のマップ]を選択します。
列のマッピングの画面が表示されるため、以下の箇所 (部署は一意識別子) を変更します。
こちらの画面で、Dataverse 側のどの列を Excel 側のどの列とマッピングさせるか設定します。
今回は、列が少なく、自動で作成されたマッピングの設定で問題ないですが、列が多い場合は、念のため確認し、必要に応じて変更します。
インポートします。
今回はデータが少なかったのですぐに完了しました。
問題なくデータが追加されていることが確認できます。
まとめ
今回は、Excel を利用して Microsoft Dataverse のテーブルにデータをインポートする方法について紹介しました。既存のデータを一度サクッとインポートしたい際はこちらの方法が手軽で便利かと思います。