はじめに
これまで何度か Power Apps のフォームコントロールについて触れてきました。
この際、この項目は入力必須にしたい、必須入力の項目が入力されていなかったらエラーメッセージを表示したり、データの送信が出来ないようにしたりしたいという相談をいただくことがあります。
そのため、今回は、例として、以下のアプリで、休暇理由がが入力されていない際、エラーメッセージを表示し、送信ボタンを押せなくする方法について説明したいと思います。
完成形
今回は、以下のような感じで、休暇理由が入力されていない際にエラーメッセージを表示し、また、ボタンを押せなくしたいと思います。
入力必須の設定
フォームコントロールの項目を入力必須にするには、[Required]
プロパティを true にします。
データソース側で入力を必須にしていない場合も、こちらで入力必須にできます
必須入力に漏れがある場合エラーメッセージを表示
エラーメッセージは、ラベルを追加し、それっぽいエラーメッセージにして、色も赤あたりにしておきます。
そして、[Visible]
プロパティを以下のようにします。
要は、Form コントロールの必須入力の項目がちゃんと入力されるかをチェックし、問題なければ表示しない、問題がある場合は表示するという感じです。
If(FormNewRequest.Valid,false,true)
必須入力に漏れがある場合ボタンを押せなくする
こちらは、[DisplayMode]
を以下のように変更します。
せっかくなので、エラーメッセージ用のラベルが表示されている際にボタンを押せなくするようにしたいと思います。
If(lblError.Visible,DisplayMode.Disabled,DisplayMode.Edit)
これだけで完成です。非常に簡単ですね。
まとめ
Power Apps のフォームコントロールで、必須入力の項目が入力されていなかったらエラーメッセージを表示し、データの送信が出来ないようにする方法について紹介しました。
簡単に実装できるため、フォームコントロールを利用する際は、このような方法を用いて、意図しない状態でデータが送信されないようにすることをご検討ください。