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Power Apps で入力必須や表示を動的に切り替える

Last updated at Posted at 2023-07-12

はじめに

Power Apps でアプリを作成する際、入力必須や表示を動的に切り替えたいという相談をいただくことが結構あります。

例えば、以下のようなアプリで、休暇理由で[その他]を選択した際に、備考の入力を必須にする、それ以外を選んだ際は備考の表示を非表示にしたいといった感じです。

image.png

そのため、今回は、こちらの例をベースに方法を紹介します。

入力必須を動的に切り替える

今回は、フォームコントロールを利用します。フォームコントロールを利用する際、項目の入力を必須にするかどうかについては、[Required]プロパティで指定します。

image.png

今回は、その他の項目で選択された値を元に動的に入力必須かどうか切り替えたいので、以下のような書き方になります。

If(
    DataCardValue9.Selected.Value = "その他",
    true,
    false
)

今回は、休暇理由を選択する部品の名前は、DataCardValue9 のため、DataCardValue9.Selected.Value が、休暇理由で選択された値という意味になります。[DataCardValue9]の部分は、部品の名前に応じて変わります。

image.png

表示を動的に切り替える

表示を動的に切り替える方法も似たようなアプローチになります。部品を表示させるかを決めるプロパティは、[Visible]です。既知値は true のため、表示させるかどうか条件式に変更します。

image.png

今回も、休暇理由の部品で選択された値を元に切り替えたいので、備考_DataCard1という部品の[Visible]プロパティお以下のように記載します。

If(
    DataCardValue9.Selected.Value = "その他",
    true,
    false
)

以下の通り、休暇理由で選択された値次第で表示が切り替わります。今回は、非表示になりました。

image.png

まとめ

今回は、Power Apps で入力必須や表示を動的に切り替える方法について紹介しました。個人的に良く聞かれますし、入力漏れにより二度手間が発生することを防止するためや、入力を少しでも楽にするためによく利用するアプローチのため、少しでも参考になれば幸いです。

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