はじめに
Power Automate で、SharePoint 上の複数の添付ファイルを取得して、すべてのファイルをメールで添付したい場合があると思います。
しかし、以下のような形でメール送信時にファイルを添付しようとすると、残念ながら、ファイルごとにメールが分かれてしまいます。
今回は、そのようにならないよう、つまり、複数のファイルを一つのメールに添付するアプローチを紹介します。
アプローチ
まず、メール送信時に添付ファイルを付与する際、内部的には以下のような形式になっています。
[
{
"Name": @{items('Apply_to_each')?['DisplayName']},
"ContentBytes": @{body('添付ファイルのコンテンツの取得')}
}
]
そのため、こちらの構造を踏まえ、一旦配列にデータを格納して、最終的にその配列を添付ファイルの個所に代入します。
まず、配列の変数を定義します。
次に、取得した添付ファイルのデータを上記形式で配列変数に追加します。[Apply to each]
により、添付ファイルの数だけ処理を繰り返します。
最後に、この配列変数をメール送信アクションの添付ファイルの欄にそのまま代入します。
実行してみます。無事動いて、一つのメールに複数のファイルが添付されています。