はじめに
URL を指定したり、ファイルをアップロードするだけで、独自の生成 AI チャットボットを作成できる、Copilot Studio の生成 AI 機能について、これまでいくつか Copilot Studio の記事を書いてきました。それらの記事の中で、日本語でもそれなりに動作する旨についても触れてきました。
ただ、厳密には日本語に対応していませんでした。
しかし、この度、日本語にも対応したようです!
そのため、改めて設定、動作確認してみました。
設定
まず、念のためですが、作成にあたって、UI/UX は特に変わっていません。
以前と同じように Web サイトやファイルを追加してみました。
動作確認
公開 Web ページ
まず、私のブログに書かれている内容を聞いてみます。以前もそれなりの精度で動きましたが、よりいい感じになっている気がします。
SharePoint サイト内のファイル
ちゃんと回答できていますし、また、リンクをクリックするとファイル自体を開きます。
こちらも同様です。
直接アップロードしたファイル
以前は異なるファイルに関する情報が返ってくることがありましたが、今回はちゃんと回答が返ってきました。ただ、こちらの場合、リンクをクリックしてファイルを直接開くことは出来ないようです。Dataverse 上にファイルが格納されているからだと思います。
まとめ
今回は、Copilot Studio の生成 AI 機能で正式に日本語がサポートされたため、改めて設定、動作確認してみました。かなりいい感じに動いており、もちろん、簡単に作成できるため、市民開発者の方が、独自データを利用した、簡単な生成 AI FAQ チャットボットを作成したい場合、こちらを利用するのが良いかと思います。もちろん、プラスアルファで、特定の入力があった際に独自の処理、例えば何らかの自動化を行わせるようにすることなども可能です。
Copilot Studio の生成 AI 機能で正式に日本語がサポートされたことで、改めて、独自の生成 AI チャットボットの作成が民主化された (誰にでもできるようになった) と感じており、今後、Copilot Studio を通じて、どのような独自の生成 AI チャットボットが作成されていくのか、とてもわくわくしています。