はじめに
例えば、Power Apps で何らかの申請をするアプリを作成する場合、以前申請した内容をコピーして入力を少しでも楽にしたいという場合があると思います。
上記アプリほどの入力項目であれば一から入力するのはそれほど大変ではないですが、入力項目が沢山ある場合において、類似した申請や問い合わせをする場合は、以前のリクエスト内容を再利用できた方が利用者にとって優しいと思います。
そのため、今回は、Power Apps で以前のリクエスト内容を再利用する方法について紹介します。
アプローチ
今回は、Power Platform の環境の申請を行うアプリを例に説明します。
データソースは、Environment Request
という SharePoint リストです。
まず、これが出来たら一番楽なのですが、残念ながら、フォームコントロールが新規
の場合、[Ietm]
プロパティにギャラリーコントロールで選択されたデータを指定してもデータは入らないようです。。
そのため、少しマニュアルな方法を用います。
まず、以下のように、フォームコントロールと同じデータソースを設定します。
そして、ギャラリー内にアイコンを追加し、アイコンの[OnSelect]
プロパティでフォームのモードを指定します。
フォーム側の[DefaultMode]
プロパティは以下のようになっています。
そして、コピーしたい列の部品にて、[Default]
プロパティを以下のように設定していきます。
If(
copyMode = true,
RecordsGallery1.Selected.タイトル,
Parent.Default
)
If(
copyMode = true,
RecordsGallery1.Selected.Purpose,
Parent.Default
)
これにより、以前のリクエスト内容をベースに新規申請をすることが可能になります。
項目が多い場合は少し面倒ですが、これにより利用者は類似した申請や問い合わせをするのがとても楽になると思います。
まとめ
今回は、Power Apps で以前のリクエスト内容を再利用する方法について紹介しました。