12
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Microsoft Power AppsAdvent Calendar 2024

Day 25

Power Apps と AI Builder の GPT-4o で画像判定アプリを構築する方法

Last updated at Posted at 2024-12-25

はじめに

以下の記事で紹介した通り、AI Builer のプロンプトにて、直接ファイルをアップロード出来るようになりました。

そのため、以下で紹介したようなアプリについて、直接 Azure OpenAI にリクエストしなくても実現できるようになりました。

image.png

今回は、こちらを置き換えるにあたって、Power Apps から Power Automate へのファイルの受け渡しについて、少し癖があるため、簡単ですが、アプローチを紹介します。

アプローチ

まず、用意するプロンプトはこのような感じで超シンプルです。

image.png

作成した Power Automate 側も超シンプルです。作成アクションは確認のために入れているだけですので、実質トリガーと 2 つのアクションだけでいけます。

image.png

Power Apps 側でアップロードしたファイルを Power Automate に複数送る処理は以下のような感じです。複数ファイルの送信、少し癖がありますね。

image.png

Set(
    output,
    'CallGPT-4oAIBuilder'.Run(
        TextInput1.Text,
        {
            file: {
                name: Concatenate(
                    "正しい画像_",
                    Text(
                        Now(),
                        "yyyymmddhhmmss"
                    ),
                    ".png"
                ),
                contentBytes: Image2.Image
            },
            file_1: {
                
                name: Concatenate(
                    "調査対象画像_",
                    Text(
                        Now(),
                        "yyyymmddhhmmss"
                    ),
                    ".png"
                ),
                contentBytes: UploadedImage1.Image
            
               
            }
        }
    ).result
)


実行結果

実行してみました。

image.png

ガイドラインに従っていない旨、しっかり指摘してくれています。

image.png

なお、今回、Power Automate 経由にしましたが、Power Apps から直接でも行けます。引数の順番がずれていることがあるので、確認した上で渡してあげましょう。

image.png

Set(
    output,
    画像比較プロンプト.Predict(
        Image2.Image,
        UploadedImage1.Image,
        TextInput1.Text
    )
)

まとめ

今回は、AI Builder のプロンプトで直接ファイルをアップロードできる機能が追加されたことを踏まえ、これまで Azure OpenAI に直接リクエストを送信して画像判定を行っていたアプリやフローを、AI Builder のプロンプトベースに置き換える方法をご紹介しました。

この変更により、ローコードやノーコードの範囲内で (Azure OpenAI と連携せずに) GPT-4o の技術を活用したアプリやフローを作成できるようになり、市民開発で実現可能な範囲がさらに広がったと感じています。

12
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
12
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?