動機
webやUnityなどのプロジェクトでgitを使用していて、 バージョン管理の便利さは実感しています。普段使っているSourceTreeは大変便利なツールなのですが、
aiファイル(イラストレーター)等のデザインデーターが表示できない問題がありました。
(pngやjpgは表示できます)
デザイナ向けのバージョン管理を謳ったツールが登場したので早速使ってみました。
検証時間は1時間です。
ダウンロードページはこちら
わかったこと
・ai,psd,sketchのデザインデーター、その他jpg,png等の画像データーの表示が可能。
・上記ファイル以外は、対象外。扱う対象にすらできない。もちろん3Dデーターもダメ。
・初めてのバージョン管理にオススメ。gitの難しさはうまく隠蔽されている。
→コミットがとてもお手軽!
・ファイルごとのコミットログが表示される。
→SourceTreeはコミットを基準に閲覧できるが、
デザイン作業はファイルごとのバージョンが確認できたほうが便利。
・コミットのみ対応。プッシュ不可。共有作業ができない・・・
→SourceTreeにはプッシュの表示が… 結局併用する必要がある?
・すでにgit管理されているプロジェクトを選択したらデザインデーターのみ1階層で表示される。
→SourceTree等と併用して使用可能。
→ただしプロジェクトが大きいと、アプリが落ちてしまう現象が多発!
・helpが貧弱。
・ファイルを開くアプリを設定できない。→結局ファインダーを開く。
・サムネイルの大きさの調整ができない。
結論
・SourceTree等のツールとは別物と考えたほうがよい。
・今までバージョン管理を使ったことがない、単独で作業しているデザイナさんには使えるかも?
・まだまだ発展中のツールという印象、しばらく様子見が良さそう。
(39ユーロのツールにしては機能が限定的すぎる)
→HPではブラウザーの代わりに、と謳っているが扱えるファイルが限定的すぎて使えない印象。