はじめに
"Azure"を今後の業務で使用するというのもあり、理解を深めるためまずはAZ-900の取得に向け学習を進めていきました。
試験には合格したため、試験の概要と私の学習方法/効果などを記録します。
これから受験される方のご参考となれば幸いです。
試験の立ち位置
AZ-900はAzure試験としては入門となる試験であり、合格するとFundamentals認定資格を取得できます。(取得できる認定は下記赤枠部分)
試験概要
※受験時[2021/02/08時点]の情報となります。
問題数:37問
時間 :60分
合格点:700点(おそらく1,000点満点)
費用 :12,500円
出題形式は全問、選択式です。(正誤問題や、文章の空白を選択肢から埋める、などのパターン)
セクションは下記6つに分かれております。
- クラウドの概念の説明(20-25%)
- コアAzureサービスの説明(15-20%)
- Azureのコアソリューションおよび管理ツールの説明(10-15%)
- 一般的なセキュリティおよびネットワークセキュリティ機能の説明(10-15%)
- ID、ガバナンス、プライバシー、コンプライアンスの機能の説明(20-25%)
- Azureの料金とサポートの説明(10-15%)
学習方法と効果
主に、下記3つを実施しました。
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AZ-900 ラーニングパス
(https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-900)
Microsoftが提供している無料e-Leaningです。
ひたすらに読み進め、サービスの種類や概要を理解していきました。
効果:サービスの概要を理解できたと思います。「どのサービスでなにができるか」の基本的なことが書いてあります。
試験問題もサービスの概要を理解するだけで回答できる問題も当然あるため、ベースの点数を稼ぐためにもまずこちらは読むべきかと。 -
Azureアカウントの作成/いくつか触れてみる
(https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/)
読むだけだとイメージしづらい点があるため、自分で触れるためにもAzureアカウントを作成しました。
**効果:**サービスを利用するために「どのアイコンをクリックすべきか」ということも理解しました。やはり自分で触れたほうがイメージをしやすいですね。
試験問題にも、どのアイコンをクリックするか?という問題は出てくる可能性はあるようです。ほんの1,2問だと思いますが。
(「Azure Cloud Shell」を利用するにはどこをクリックしていくか?など) -
Quizlet
(https://quizlet.com/ja)
オンライン学習ツールです。試験問題に慣れることを目的として、利用しました。
無料アカウントを作成するだけで利用可能であり、AZ-900にかかわる問題を探して実際に解いていきました。
**効果:**試験問題形式でみれるため、理解が浅いといった部分を認識できます。
浅い、不明だという点を理解してさらに自分で調べるきっかけになるため、理解すべき点を絞れると思います。
また、Quizletで出題される問題と類似するものが本番でも出てきたため、確実に点数を伸ばすことにもつながります。
所感/まとめ
試験には800点強で合格となりました。
60分のうち、30分程度で全問題を解き終えました。(ケアレスミスが無いようにじっくり問題文を読んでいきましたが、時間は余りました。)
一度解き終わった問題には後で戻ることもできます。各問題にある”後で見直す”チェックボックスをマークしておくことで、全問題を見終わった後にリスト化され、振り返りやすくすることもできます。
問題に関しては、サービスを利用するにあたっての設定値などの具体的な部分までは問われないと思います。
「クラウド構成(Public,Private,Hybrid)の違い、各サービスの概要、費用がかかるタイミング/ケース、Azureアカウントに紐づく管理方法やサポート内容、セキュリティやコスト管理関連 等々...」をしっかりと抑えておく必要があると感じました。この辺りはラーニングパスを読めば問題ないと思います。
ただ、実際に業務で活用するためにはこの試験範囲の知識だけではなく、具体的な理解まで持つ必要があると感じました。AZ-900合格を皮切りに、上位試験も目指していきます。
End