はじめに
この調査の動機の一つとしては、Macの内蔵SSDの価格が非常に高いため、SSD容量が最小のモデルを購入して、外付けSSDでの運用ができるというのです。
Thunderbolt5は4の半分の時間で読み書きできている。
内蔵SSDとも遜色ない模様。
https://www.youtube.com/watch?v=xDE_WUQTxb4&t=437s
https://www.youtube.com/watch?v=xDE_WUQTxb4&t=396s
https://www.youtube.com/watch?v=hUWGwslm9W8
またもう一つの動機としてローカルLLMを試すためには大量のVRAMが必要となるところ、複数のMacをThunderbolt5で接続することで、高速な通信を行い、クラスタ化してLLMを実行する事ができるというのです。
macOSにはシステム設定ーネットワークーThundeboltブリッジがあり、イーサネットよりも高速な接続が可能なようです。私のMacBookAirでも設定が表示されました。
(OSはSonomaとSequoiaで確認済み)
Thunderbolt5の仕様
Thunderbolt3,4の40Gbpsに対し、Thunderbolt5は80Gbpsであり、冒頭に引用したビデオにあるようにSSDの例でも概ね2倍の速度が出ていました。
ネットワークブリッジではそこまでの速度が出ていませんでしたがそれでもThunderbolt4より1.5倍は高速な様子。
MacのThunderbolt対応状況(2025/1/13現在)
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CPU別
Thunderbolt3 M1,M2無印,M3無印
Thunderbolt4 M2Pro,Max,Ultra, M3Pro,Max, M4無印
Thunderbolt5 M4Pro、M4Max -
価格別 いずれもThunderbolt 5ポートx3, SSD512GB, RAM24GB
MacBookPro 328,800円(税込)〜 Thunderbolt 5ポート x 3
Macmini 218,800円(税込)〜 Thunderbolt 5ポート x 3
70BパラメータはRTX5090の32GBをもってしても、VRAM不足で動かす事ができない状況。
ローカルLLMをやるためには正攻法としてはNvidiaの大容量のVRAMを積んだシステムを使うのが一般的ですが、あくまで業務用で数百万円。
M2Ultra 192GBで動くも150万円!
https://www.apple.com/jp/shop/product/G171PJ/A
Macminiを64GBの14コアCPU、20コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M4 Proチップとすると、338,800円(税込)。
これを3台購入してThunderbolt5の80Gbps接続すれば70BパラメータのローカルLLMができる可能性が・・。
会社なら空いてるMacを借りて試せるかも?
新しいAMDのRyzenAI搭載のPC(VRAM96GBまで割当可能)の発売にも期待したいが、こちらはUSB4っぽいのでクラスターすると帯域が問題となるか?。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。