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Scrum Master 2.0 〜僕が考えるスクラムマスターが目指すその先
印象に残ったこと
- アジャイル開発宣言は常によりよい開発方法を見つけ出そうとしている という継続して発見しようとするところが大事。そのために原則がある
- 「開発方法」を「幸福」に置き換えてもいいだろう
- キャリア・アンカー... 40の質問によってその人のキャリアで何が大事なのかを知ることができる
概要
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約束は1つだけチームが最も重要な作業から手をつけること
- コープさんのスクラムマスター研修にて
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Yahoo の乗り換えエンジンはヴァル研さんが提供している
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2.0 として他社のカイゼン業務も副業で進め始めた
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自己効力感
- 最初の一歩は「できる」というセルフイメージが大事
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アジャイル開発宣言
- 常によりよい開発方法を見つけ出そうとしている
- 継続して発見しようとするところが大事
- そのために4つの原則がある
- 継続して発見しようとするところが大事
- 常によりよい開発方法を見つけ出そうとしている
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サーヴァントリーダーシップが重要
- 誰かが影で支えている
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キャリア・アンカー
- 40の質問によって8分類のその人のキャリアで何が大事なのかの錨(アンカー)がわかる
- 新井さんは SV: 奉仕・社会貢献が一位
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心折れるときはあるだろう
- 日本において、熱意のある社員は6%のみ
- アジャイルに効くアイディア 組織48パターンをやる
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スクラムマスター1.1になるためには?
- 空白を埋めていく
- 出る杭だから叩かれる。突き抜ければ叩かれない。
- 社内政治のことなら逮捕されるわけでもない。その経験は転職に役に立つ。
- 人材の流動性は更にましていく
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スクラムマスターの仕事は「個人」→「会社」へと大きくなっていく
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実践していくと対立や悩みは生じてくる
- 適応課題 と 技術的問題
- 関係性の中で生じる問題が適応課題 (他社と働く p005)
- 適応課題 と 技術的問題
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トロッコ問題の解決方法
- 線路を中立させて脱線させる
- 断絶に橋をかける中にたつ中洲になることを意識している
- 対立したときに、溝を埋めるのではなく橋をかける (他社と働く p62)
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組織にいるとどうしても損得勘定が働いてしまう
- フリーランスになることで第三者になることができる
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すごいスクラムマスターが存在する。そこから2.0が見えてくれるだろう
- 瀬谷ルミ子さん...「職業は武装解除」を執筆
- アフガニスタンなどの国を、自分たちで収入資源を得られるように、国を支援する
- スクラムマスターの鏡である
- チームからいなくなっても回るようにするのが価値
- それがやりがいや幸せにつながるだろう
- チームからいなくなっても回るようにするのが価値
- スクラムマスターの鏡である
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幸せってなんだろう?
- よりよい幸福の方法を見つけだそうとしている
- この状態が大事だと思っている
- アジャイルで学んだことを他人に還元していくことが、スクラムマスター 2.0+ である
- 色々なスクラムマスター業があってもいいのではないか
- スクラムマスターという教科書に没頭していき、自分の中にスクラムマスターの教科書を入れていく。
- あなたなりの2.0が生まれてくれるだろう
- 結果はあとから付いてくる
- よりよい幸福の方法を見つけだそうとしている
チームや組織が変革するためのポイント 〜アジャイルコーチの視点から〜
- 登壇者: 稲野さん
- SpeakerDeck
印象に残ったこと
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アジャイルコーチに何を求めるべきか? 何を求めてはいけないのか?
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アジャイルプロジェクトでも、プロジェクトの成功率は42% である
- 残りはでたらめアジャイル or カオスである
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アジャイルを浸透させるためには、マインドセットの変化を育む場を作ることが大事。
- 発達思考型組織(意欲ある挑戦や実験ができる組織) と 成人発達理論(何歳になっても人は成長できる) の両方が大事である
概要
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SCRUMMASTER THE BOOK が 2020/09/09 に発売される
- スクラムマスターの持つスキル、進むべき方向を記載している
- スクラムマスターにフォーカスした内容はなかなかないため、是非お手に撮ってみては
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組織が変革するためには何を大事にすべきか、落とし穴は?
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持ち帰るもの
- 外部コーチがもたらす効果
- みんな苦労しているという共感
- ケーススタディ
- 変革を起こすのは自分たちなんだという当事者意識
DX とアジャイル
- DX とアジャイル開発宣言は共通点が多く、目指す方向も高い
- アジャイルのニーズが高まっている
アジャイルコーチ
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支援する存在である
- 先生 (部分的にはする) / 牽引役 / 新しく何かを作る / 成果を約束 / 経験を活かした意思決定 ... これらは全てしない
- 牽引をサポートする
- より良いものが作れるように支援する
- 先生 (部分的にはする) / 牽引役 / 新しく何かを作る / 成果を約束 / 経験を活かした意思決定 ... これらは全てしない
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コーチは特に誰との関わり方に気をつけるか?
- 順番はあるものの、様々な方との関わりをする必要がある
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コーチは成果をださない
- 評価が難しい
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重要だと思っていること
- プロセスを上手にこなせているか?
- プロダクトが成功にに近づけているか?
- アジャイルな価値観、マインドセットがチームや組織に定着しているか?
- 上記を満たして自分がクビになれるか?
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重要で無いと思っていること
- 開発チームのベロシティ向上
- 教科書的な知識の習得
- プラクティスの習熟
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アジャイルプロジェクトでも、プロジェクトの成功率は42%
- ScrumInc の Jeff さん発表による
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でたらめなアジャイルとはなんだろう
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スクラムマスターが「Do Agile」「俺たちバッチリスクラムできてるね!」
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PO が「計画主義」
- このスプリントではここまでやってくれ。遅延は簡便だ。
- 昔ながらの計画主義が抜けきらない
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Dev が「スプリントは設計までにしよう!」
- スプリントレビューでは何をレビューするのか?
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レビューにステークホルダーがいない
- 「後でマネージャーに報告しておくよ」「マネージャーが伝えてくれるよ」
- フィードバックが受けられない
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マネージャーが「ガントチャートを作っておいてよ」
- 進捗報告定例会で報告したいからよろしく!
- 従来のやり方から抜けきれない
- 進捗報告定例会で報告したいからよろしく!
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営業と経営者
- アジャイル開発の案件を発注する際の要望
- 計画は「請負」でおねがいします
- スコープ、予算、納期が決定的
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すぐ変わってしまう開発チーム
- 人数もスキルもあまり変わらないんだから問題ないでしょ?
- 成長したチームをこわすのか?
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マネージャー: 見積もりを全員でやる必要ある? デイリースクラムも全員でやる必要ある?
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PO と Dev が受注関係にある
- 仕様は PO が決めてね
変革するために大切なこと
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なぜこのようなことがおこるか?
- プロセスやプラクティスを実践すればうまくいくだろうという間隔
- 自信の関わる範囲に注力すればいいという個別最適の錯覚
- 従来の価値観の有効性は変わらないものとして信じ続けてしまう
- 組織の流れに沿っていれば大丈夫
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発達思考型組織
- DDO と呼ぶ
- VUCA 時代に変化を恐れない組織のあり方
- 徹底的な透明性で孤独をなくす
- 意欲ある挑戦や実験ができる
- 心理的安全性のある文化の醸成が必要
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成人発達理論
- 人は何歳になっても成長する可能性がある
- 発達思考型組織と相性がいい
- 指示待ちから自律的行動へ、そして多様性の受容と自己変容へ
- 人は何歳になっても成長する可能性がある
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環境順応型知性 → 自己主導型知性 → 自己変容型知性
- この順序で知性のレベルは上がっていく
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要するにマインドセットの変化を育む場を作ることが変革するために大切なこと
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しかし銀の弾丸は無い
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試す価値がありそうなアイディア
- 権限移譲
- ゆっくり待つ
- すぐには変わらない
- スモールチーム
- 変革の起点、モデル、小さな実験
- 特区を作る
- 小さい実験の場
- 学びを積み上げる
- ビジョンを明文化する
- 共同には共通認識を
- 手段が目的化しないように。スクラムでさえも