本橋孝昭です
今回は特定のレコード作成を防ぐ方法として重複ルール・一致ルールを作成して対応する方法をご説明します
フローの説明と併せてご確認ください
今回は例として以下のような設定です
前提1 取引先責任者には「test01」という選択リスト項目がある
前提2 同じ取引先には複数の取引先責任者が紐づくが、同じ取引先にはtest01項目が同一のレコードがあってはいけない
例として株式会社Aに紐づく取引先責任者について
・田中太郎 test01項目A
・鈴木次郎 test01項目B
・佐藤三郎 test01項目C
と異なるtest01項目が紐づくのはいいのですが、株式会社Aに紐づく取引先責任者について
・田中太郎 test01項目A
・鈴木次郎 test01項目A
・佐藤三郎 test01項目B
と、test01項目が1つでも同じデータがある場合重複を許さない という設定です
(これは田中太郎と鈴木次郎が同じAなのでNG)
この設定をするためには
・ステップ1 一致ルールを作成し有効化
・ステップ2 重複ルールを作成し有効化
です
ステップを見ていきましょう
ステップ1 一致ルールを作成し有効化
一致ルールは以下画像のように作成し有効化
ステップ1 重複ルールを作成し有効化
重複ルールは以下画像のように作成し有効化
このように設定すると
株式会社Aに紐づく取引先責任者について
・田中太郎 test01項目A
・鈴木次郎 test01項目A
と、test01項目が1つでも同じデータがある場合重複を許さない という設定です
今回の一致ルール・重複ルールで重複確認をする場合、欠点が大きく2つあります
欠点1 商談など一部標準オブジェクトでは使えない
そもそも商談オブジェクトなど一部オブジェクトは重複ルールが作成できないのでこの方法は使えない
欠点2 同一名称の取引先名レコードがある場合、同一名レコードも重複判定してしまう
例えばたまたま同じ名前の会社名「株式会社A」が複数ある場合は、一度どこかの株式会社Aにひもづく取引先責任者のtest01項目がCと紐づいている場合、すべての「株式会社A」に紐づく取引先責任者のtest01項目はもうCにすることはできないです
回避策としては一致ルールに会社名ではなく電話などを一致条件に加えることでしょうか
一致ルールはレコードIDを設定できないのでたまたま同じ名前のレコードがある 等の場合弱いです
この欠点を克服したのがフローでの対応です