こんにちは。本橋です
今回はSalesforceのフロー新機能「カスタムエラー」について調査してみました
こちらは「特定のフロー条件の場合エラーメッセージを表示させフローを止める」ということが可能な設定になります
使い方の一例として、「削除時に削除させないようにエラーメッセージを出せる」という設定を確認しました
(設定の仕方はこちらをご確認ください)
今回は「レコード削除を防ぐ」以外にどのような設定が可能なのか確認します
使い方1 入力規則のような設定が可能
入力規則とは
入力規則は
・特定のレコード条件の場合特定の項目の値でない場合(空欄など)エラーを出して保存させないことが可能
という機能です
入力規則の詳細はこちらをご確認ください
このような設定はフローでも可能になりました
例をみてみましょう
例1 取引先作成時、電話番号が入力していない場合エラーを出す場合
このような例の場合、今まで入力規則で対応していましたがフローで設定しましょう
設定方法はこのようになります
このように設定すると、取引先作成時に入力規則のように「電話番号」が空欄の場合にエラーが出て入力できなくすることが可能です
使い方その2 重複ルールのようなものの作成が可能
他にネットで探した情報として重複ルールのように特定の条件で特定のレコードを重複とみなし保存不可にすることが可能のようです
こちらについては分かりやすい記事が2つほどございましたので共有します
カスタムエラーで気を付けること1 カスタムエラーの下に他アクションを付けてはいけない
今回カスタムエラーを触ってみて発見(?)したことの一つに
・カスタムエラーアクションの下に他アクションをつけてはいけない(他アクションを付けた場合、エラーが発生せずに保存可能)
ということです
今回では分かりやすく、先ほどの「電話項目が空欄の場合エラーを出すカスタムエラー」の下に
・取引先名をAにする
という更新アクションを加えました
さて、この状態で取引先名を「株式会社田中」と入力し電話番号を空欄にした場合どうなるか確認しましょう
この場合、私は
・取引先の電話番号が空欄なのでエラーが出てフローが止まる
と思いましたが、結果は
・取引先は保存され取引先名はAとなる(エラーは出ない)
という現象になりました
詳しいことは良く分かりませんが、どうやらカスタムエラーの裏ルールとして
・もしもカスタムエラーの下にアクションがあればカスタムエラーは機能しない(下のアクションに引っ張られる?)
という現象になるようです
皆さんもカスタムエラー作成の際はむやみにアクションを下につけることないようにお気を付けください。