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Salesforce標準機能でメール一括送信を行う方法を解説してみた【リストメール】

Last updated at Posted at 2023-06-26

こんにちは。本橋孝昭です
今回はSalesforceでできるメール一括送信機能【リストメール】についてお話します

今回の内容は動画でも解説しています

Salesforceでは
「取引先責任者」オブジェクトや
「リード」オブジェクトを活用し、
多くの顧客情報を管理している方、多いかと思います

そのような顧客情報の管理しているデータにメールアドレスもきちんと入力されていれば、Salesforceからメール送信することが可能です

なお、メールを特定のリードや取引先責任者に送信したい場合、レコードページから
・メール
をクリックすることによりメール送信をすることが可能です

メール001.png

今回の章立ては
・1 Salesforce標準機能でメール一括送信方法~リストビューからリストメール送信
・2 Salesforce標準機能でメール一括送信方法~キャンペーンからのリストメール送信
・3 【番外編】Salesforce有償機能でメール送信方法

の3つの方法についてご説明します

1 Salesforce標準機能でメール一括送信方法~リストビューからリストメール送信

※リストメールが使える前提
前提1 顧客データを「取引先責任者(Contact)」または「リード(Lead)」で管理している
(カスタムオブジェクトの管理では不可)
前提2 メール項目にメールアドレスが入っている

この条件がこの場合、リストビューで一括で指定したレコードを基にリストメールを送ることが可能です

方法はこちらです

リストビュー1.png

ステップ1 「取引先責任者(Contact)」または「リード(Lead)」でリストビュー作成。

リストビューの絞り込み検索でメールを一括送信したい顧客をうまく絞り込む

ステップ2 

リストビューからメール送信したいデータにチェックを入れ「リストメール送信」ボタンをクリックする

送信01.png

ステップ3

メール本文を入力し「送信」ボタンをクリック

メール本文.png

以上が
リストビューからリストメール送信 の一連の流れです

リストビューからリストメール送信 メリット

・とにかく簡単に送れる。まずはとにかくSalesforceで一括でメール送信したい人におすすめ

リストビューからリストメール送信 デメリット

・リストビューからメール送信したいユーザを選択しないといけないので選択することが難しい
・取引先責任者またはリードのリストビューから最大 200 件までの取引先責任者またはリードを手動で選択できます。
(なので、数百人同時に一斉メール の場合、リストビューからではなく後述するキャンペーンからのリストメール送信が望ましい)

・一括でメールを送った顧客のアクションを追跡することが見えにくい
(例:メール送信した顧客一覧から何件商談ができたか などのアクションの測定がしにくい)
・一括メールを送った後、再度そのグループにメール送信をすることが困難
(例:メール一括送信後にメール文に誤りなどに気づき訂正メールを送りたい場合、困難)

このように、リストビューからのリストメール送信は手軽な分、数百人単位でのメール一括送信には向いていないようです

では、次にキャンペーンによるリストメール送信を説明します

1 Salesforce標準機能でメール一括送信方法~キャンペーンからリストメール送信

※前提
キャンペーン作成やキャンペーンメンバー作成には「マーケティングユーザ」などの権限が必要です
「マーケティングユーザ」などの権限が付与されているかご確認ください

(参考ヘルプ キャンペーンに [新規] ボタンがない)

設定は以下の通りです

キャンペーン002.png

ステップ1 キャンペーンを作成する

ステップ2 キャンペーンに今回一括で送信したい顧客を追加する

キャンペーンの追加方法は主にこちらのヘルプをご確認ください

・キャンペーンへのメンバーの追加
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.campaigns_members_adding_parent.htm&type=5

なお、主な追加方法としては
・リードや取引先責任者のレコードから手動で1レコードずつ追加
・キャンペーンレコードの関連リストからキャンペーンへ追加
・リードや取引先責任者のリストビューから一括でキャンペーンへ追加
・インポートウィザードを使って一括でキャンペーンへ追加
・レポートを作成し一括でキャンペーンへ追加

です
特に
・インポートウィザードを使って一括でキャンペーンへ追加
・レポートを作成し一括でキャンペーンへ追加
では数千の顧客情報を一括でキャンペーンに追加できるのでおすすめです

ステップ3 キャンペーンから「リストメールの送信」をクリック

ステップ4 メール本文を入力し「送信」ボタンをクリック

です

この キャンペーンによるリストメール送信 メリットデメリットをご紹介します

キャンペーンからリストメール送信 メリット

・リストビューからのリストメールと違い、データのインポートやレポートを使って一括でキャンペーンに追加できるのでメール一括送信顧客データを作成しやすい

・一括でメールを送った顧客のアクションを追跡することが見えやすい
(キャンペーンの特徴として、どキャンペーンのキャンペーンメンバーに含まれるリードが商談作成した などのデータが得られやすい)

・一括メールを送った後、再度そのグループにメール送信をすることが容易
(例:メール一括送信後にメール文に誤りなどに気づき訂正メールを送りたい場合、容易に再度同じキャンペーンメンバーにメール一括送信が可能)

キャンペーンからリストメール送信 デメリット

・ユーザに「マーケティングユーザ」の権限が付与されてないとそもそもキャンペーン作成やキャンペーンメンバー追加ができない
・リストビューからのリストメールと違い、最初にキャンペーン作成をしなくてはいけないなどメール一括送信まで手間がかかる
(キャンペーンオブジェクト・キャンペーンメンバーオブジェクトの理解が必要)

※キャンペーンの解説はこちらの動画をご参照ください

いかがでしょうか

数千ものメールを一括送信するためには、このキャンペーンからリストメール送信が便利ですね

さて、今回は

・1 Salesforce標準機能でメール一括送信方法~リストビューからリストメール送信
・2 Salesforce標準機能でメール一括送信方法~キャンペーンからのリストメール送信

について説明しました
今回は上記共に「リストメール」でメール送信をするのですが、リストメールを送信できるのは1日当たり最大でも5000個までしかメールを送ることはできません

参考ヘルプ
一括メールの制限事項
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.limitations_email_mass.htm&type=5

>1 Salesforce 組織あたり 1 日に最大 5,000 個の外部メールアドレスに一括メールとリストメールを送信できます

では、もっと多くのメールの送信をSalesforceで行う場合、どうすればいいでしょうか

その場合、有償での契約になりますが、Account Engagement(Pardot)がおすすめです

3 【番外編】Salesforce有料機能でメール送信方法

Account Engagement(Pardot)ではメール送信だけでなく、
・メール配信後の顧客の動き(メールにあるリンクをクリックした など)を数値化してアクティブな顧客を見つけたり
・自動配信のタイミングをある程度カスタマイズできたり

とマーケティングの戦略が増えるSalesforce製品です

もしも標準機能のリストメールでは不十分であればAccount Engagement(Pardot)も考えてみるのもいいかもしれないですね。

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