こんにちは。本橋孝昭です
今回はデータローダとインポートウィザードの違いについて解説します
なぜデータローダとインポートウィザードの違いについて解説するか?
Salesforce認定アドミニストレーター試験の出題範囲は公開されています
この中で
データの管理: 10%
には
与えられたシナリオに従って、データ管理のツールとユースケースを特定する
(例: データローダ、データインポートウィザード)
があります
このようにデータローダ、インポートウィザードの違いは結構問われる内容なので解説します
今回の内容は動画でも解説してます
そもそもインポートってなんだ?
Salesfroceのデータのインポートとは簡単にいえば
・Salesforceのレコードを一括作成
でしょうか
例えば
・新規でSalesforceを導入したのでエクセルで管理していたデータを取り組みたい
・特定の営業が管理していたエクセルの顧客名簿をSalesforceに取り組みたい
という場合、(もちろんレコードを手入力で1レコードずつ入力することも可能ですが)
データが何千、何万もあれば手入力で取り組むのは現実的ではないですね
そのような場合データローダやインポートウィザードでデータを一括作成することが可能です
インポートウィザードでできること簡単にまとめます
簡単にいえばデータの一括でのインポートおよび更新が可能です
しかしながら以下のような条件設定があります
(※インポート可能オブジェクトは取引先、取引先責任者、リード、ソリューション、キャンペーンメンバー、カスタムオブジェクト のみ)
(※インポートレコードの上限は50000件まで)
データローダでできることでできることを簡単にまとめます
データローダについても簡単にいえばデータの一括でのインポートおよび更新が可能です
しかしながらデータローダはインポートウィザードよりも多くのデータやオブジェクトのインポートが可能です
(※インポートウィザードで対応範囲のオブジェクトはもちろん、商談オブジェクトやケースオブジェクト、ユーザオブジェクトなど様々なオブジェクトのインポートが可能)
(※一回のデータインポート可能なデータはインポートウィザードと比べれば多いレコード数が可能(500000レコードまで))
↑ここの内容はインポートウィザードの上位互換です
データローダでしかできないこと(インポートウィザードでは出来ないこと)
データローダでしかできないことは大きく分けて以下の2つです
1.夜間インポートなど定期的な読み込みのスケジュール
詳細は以下のTrailheadモジュールをご確認ください
https://trailhead.salesforce.com/ja/content/learn/modules/lex_implementation_data_management/lex_implementation_data_import
>夜間インポートなど、定期的なデータ読み込みスケジュールを設定する。
2.データの削除(Delete)や吐き出し(Export)が可能
データローダの画面を見ても分かるように
・新規作成(インポート)
・更新(Update)
の他に
・削除(Delete)
・吐き出し(Export)も可能です
インポートウィザードでしかできないこと(データローダでは出来ないこと)
ここまでくると
「インポートウィザードって逆に何ができるの?」と思う方が多いかもしれないですね。
正直、私は実務であまりインポートウィザードを使用したことはありません
実務で使わない理由の一つは、やはり対応可能なオブジェクト数が少なすぎるからですね。
あとは、データの削除やエクスポートもデータローダなら可能なので使いやすいですね。
とはいえ、インポートウィザードもデータローダではできないことも若干あります(といっても2つほどですが)
1ワークフロールールおよびプロセスを適応させない設定
2重複を防ぐ
だけです
ここからは解くコツを解説
いかがでしょうか
内容をまとめると
・インポートウィザードか?データローダか迷ったとき
A まずはインポートウィザードでしかできない(データローダでしかできない)2つのことを思い出し照らし合わせる
1ワークフロールールおよびプロセスを適応させない設定 に関する話か?
2重複を防ぐ に関する話か?
Bもしも上記以外の内容であればデータローダになる
(レコード削除、ユーザオブジェクトインポート、50000件を超えるレコード などデータローダができることをあげるとキリがないですね)
まとめ
今回の内容を図にしました。お役に立てれば幸いです