こんにちは
本橋孝昭です
今回はSalesforceの商談オブジェクトおよびその周辺について解説しました
今回の内容は動画でも公開しています
構成は2本立てで行きます
1 商談オブジェクトの設定や機能について
2 商談によく使われる設定
それでは解説してきます
1 商談オブジェクトの設定や機能について
商談オブジェクトはSalesforceの案件管理を行うためのオブジェクトです
そのため商談オブジェクトは他のオブジェクトと異なり様々な機能がございます
特に商談では「フェーズ」(商談が今どのような状況になっているか確認するための項目)が重要な項目となっております
商談機能1 売上予測設定
商談オブジェクトを使用することにより売上予測の設定を行うことが可能です
商談機能2 商談チーム作成
商談には商談チームという設定の有効化が可能です
商談チームを設定すれば
・Aさんはこの商談を今だけ閲覧してもらおう
・Bさんはこの商談を今だけ編集できるようにしてもらおう
・Bさんはこの商談から外れたから閲覧不可にしよう
といった設定がスムーズに行うことができます
なお、レコードの共有設定の詳細はこちらをご確認ください
商談機能3 大規模商談アラート(※注 今ではほぼ使われない)
フローが出る前から存在していた大規模商談アラート
内容は「特定の金額になった商談についてメールで通知」です
今となってはフローの完全下位互換の機能ですが(そして誰もが廃止される機能だと思っていた?)
Summer'20 のバージョンアップでまさかのLightning環境にも対応されました
(Summer'20 前まではClassic環境でしか設定できなかった)
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=release-notes.rn_sales_opportunities_big_deal_alerts.htm&release=226&type=5
商談機能4 ビジネスプロセス(セールスプロセス)
先ほど説明したように商談には「フェーズ」という特別な項目があり、
このフェース項目で商談の状況管理を行います
商談の「フェーズ」について
・A商談ならこのフェーズ
・B商談ならこのフェーズ
と商談ごとにフェーズを分けて管理することが可能です
この場合、商談には ビジネスプロセス(セールスプロセス)を作成する必要があります
なお、商談のビジネスプロセスのことを特に「セールスプロセス」と呼びます
そのほかのオブジェクトのビジネスプロセスの呼び方はこちらをご確認ください
ビジネスプロセスやレコードタイプ、ページレイアウトについての詳細はこちらからご確認ください
以上が主な商談オブジェクトの機能です
他にも、過去の商談情報から現在の商談確度をスコアで算出し、最も寄与した要因を表示する「Einstein商談スコアリング」など商談のみ設定できる機能はいくつかございます
次に、
・ほかのオブジェクトにも使えるが特に商談オブジェクトで使える機能
について解説します
2 商談によく使われる設定
商談によく使われる設定1 パスの設定
パス設定は選択リスト項目があるオブジェクトであれば設定できますが
「フェーズ管理を大事にする」商談オブジェクトであれば特に使用頻度が高い設定です
パス設定を行えば
・商談が今どのフェーズにいるのか確認が容易
・次のフェーズに行くためには何をするのか分かりやすい
・パスに項目を並べられるので、どのフェーズで何の項目を入力してほしいか促しやすい
という設定ができるので商談管理がしやすくなります
商談によく使われる設定2 Kanbanビュー
通常オブジェクトのデータを一覧で表示する場合、リストビューで表示させるはずです
しかしながら商談ではお以下のように「Kanbanビュー」の設定を行い
・どのフェーズにいくらの金額があるか
が容易に分かり、なおかつKanban画面から簡単にフェーズを移動させることが可能です
Kanbanビューは他のオブジェクトでも使用できますが、こちらも特に商談オブジェクトで使用頻度が高いので紹介しました
まとめ
今回は商談特有の設定と商談でよく使う設定について解説しました
次回は商談商品、商品、価格表、価格表エントリあたりのオブジェクトについての詳細をまとめようと思います
※追記
まとめました