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今年作ったモノの振り返り

Last updated at Posted at 2022-12-22

はじめに

今年も、コンテストにハッカソンと様々なモノを詰め込んで作ってきました。
たくさん詰め込みすぎてしばらくしたら忘れてしまいそうなので、自分の備忘録もかねて作品を並べてみました。

すると、そのうち Protopedia に記事を登録するんだと思っていた作品が放置状態になっていることに気づきました。
またそのうちと思っていたら案の定です。
そしてそのまま忘れられてしまうこと確実で、このままでは年を越せそうにありません。
というわけで、これが最後のチャンスとばかり Protopedia のアドベントカレンダーにて、(Protopedia に既に載せているものも含めて)ちょっとしたコメントを添えて作品一覧を紹介してみることにしました。

作品振り返り

イベント毎に時系列に並べる形で紹介していこうと思います。

Armadillo-IoT G4 発売記念!Edge AI作品開発コンテスト(1~2月)

IoT ALGYAN主催のArmadillo-IoT G4 発売記念!Edge AI作品開発コンテスト にて作成した作品です。
去年末に「Armadillo G4 という Linux ベースの組み込みボード」 を提供いただく代わりに、そのボードを使ってIoT 作品を作るというコンテストでした。
Docker 互換のコンテナが組み込まれている開発ボードで、その仮想環境上にシステムを組み込むというタイプのボードでした。
色々地雷を踏んで、開発期間が2週間程しか取れず、思ったよりも大したものが作れませんでした。もう少し使い込みたかったのですが…

Azure の顔認識の仕組みを使って目の位置と形を判別し、寝ているとスプレーで水を噴射するという作品でした。

発表時の動画▼

2週間しかない状況で焦ってやっつけで作ったので、案の定賞は取れませんでした。

第2回ツクってアソぶハッカソン (2月末)

ツクアソ主催の第2回ツクってアソぶハッカソン という、面白そうなハッカソンを偶然発見したので、参加してみました。
平日(木曜日) にキックオフでテーマ「時から解放されるサービス」が決まり、そこから土曜日の 18:00 までにモノを作って応募するというハッカソンでした。
期間がとても短かったのでハードを作りだすと完成できない可能性があったので、珍しく PCベースのアプリケーションだけで臨みました。
YOLOを使って、画像認識で見つけた PC上の時計を全て隠してしまうという作品です。

皆さん「時から解放されるサービス」というテーマを、個性豊かに解釈して面白い作品が出てきていました。
インパクトのある力業むき出しの作風がとっても好評でした。
発表時の動画▼

お陰様で結果は、好評で最優秀賞をいただけました。Amazonギフト券 10万円分です。
おかげで、「9年間使い続けてそろそろ限界だったCeleronノートPC」 の代わりに、「Corei5 SSD 1.5 TB の 快適新PC」に乗り換えることが出来ました。

せっかく好評だったので、一応ヒーローズリーグにも応募しては見ました。ヒーローズリーグ向けに後から多少更新するつもりでしたが、全く時間が無く特に賞はもらえませんでしたが…

電子工作好き集まれ!】 IoTLTハッカソン vol2 (4月末)

IoTLT主催 Protopedia 上で行われたハッカソン 【電子工作好き集まれ!】 IoTLTハッカソン vol2 に参加して作った作品です。
テーマは「改めてテレワーク時代のおうちハック」でした。
結構緩い感じで行われた記憶があります。
当日の朝から夕方までと、新しいハードを作るのにはちょっと時間がなさ過ぎたので、去年の M5コンテスト作品を拡張する形で作りました。

リアルタイムにキーボードやマウス操作、そしてPCの画面を低解像度で、MQTTを使ってネットを経由で M5Stack の画面に表示させるという作品です。
期間の短さにも関わらず皆さん工夫して面白い作品を作られている中で、何のひねりもない普通の作品だったこともあり人気投票では入賞は出来ませんでした。

発表時の動画▼

ALGYAN 7周年基板IoT作品開発コンテスト (7~8月)

IoT ALGYAN主催の7周年基板IoT作品開発コンテスト で発表した作成した作品です。

部品未実装の基板を1枚と一部の部品を渡され、それに部品をはんだ付けして完成させ、さらにソフトを組み込んで Azure を使った IoT 作品に仕上げるというお題でした。
ハード(はんだ付け)作成して、組み込みソフト作成して、Azure のクラウド連携をすると三段構えのトライアスロン並みのハードなお題だったこともあり、棄権者が続出しました。(表面実装部品のはんだ付けという時点で、既に棄権者がという噂も…)

最後の LT 大会に申し込んのも 6人程で「ここまでしかできていません」という人が多かった記憶があります。

カメラで映した画像を、Azure の Computer Vision にかけて、認識した画像が何であるのかを表示するだけの単純な作品でしたが、PSRAM 無しの ESP32 というリソースの少なすぎるハードを如何にして Azure と連携するかと、結構ギリギリの所でもがきつつ、何とか作品を作りきり記事にしました。(ラズパイとかだと簡単にできるんでしょうけどね。)

結果努力の甲斐あって優勝させていただきました。そしてなんと、賞として「Maker Faire Tokyo2022展示権+往復交通費」をいただき、Maker Faire 2022 に出席することが出来ました。

発表時の動画▼

展示することが決まったのは1週間前だったのですが、展示するには裸基板のままでは心許なかったので、3Dプリンタで急いでケースを作った記憶があります。
お陰様で、数年ぶりに東京に出て、今までオンラインでしか顔を合わせていなかった人と、何人か初めてお会いすることが出来ました。

第3回ツクってアソぶハッカソン (8月)

ツクアソ主催 Protopedia 使用して行われたハッカソン 第3回ツクってアソぶハッカソン で作った作品です。
2月に行われたハッカソンがまた、実施されるとのことで応募してみました。今回は、Compass での募集時にハッカソンのテーマも募集していました。

そのテーマが何と、人気投票で採用されることになりました。
「いや違う。そうじゃない。」とツッコまれたくなるモノまたはサービスをツクる。」というテーマです。

テーマがテーマだけに、参加者はいろんな方向に発散してツッコみどこ満載な面白すぎるハッカソンになりました。
せっかく自分のテーマが採用されたのに、いざ選ばれたらどんな作品を作ろうという事は 全く考えていませんでした。 (考えたらフェアじゃないしとさえ思っていた記憶がありますが)
でいざ決まったら結構何を作るのかに丸一日迷走しました。

で作ったのが、眠れないので、コンピュータ上のブラウザで羊を検索して次々と数えるという作品です。その数え方のインパクトにこだわって作ったのでそれなりに好評ではありました。

発表時の動画▼

他にも面白いツッコみどこ満載な作品が多数出てきて優勝は逃しました。

M5Stack Japan Creativity Contest 2022(7~9月)

スイッチサイエンス主催Protopedia 上で行われた M5Stack Japan Creativity Contest 2022 に応募した作品です。
M5Stack シリーズで作りたいモノは別にあったのですが、ちょっと大掛かりすぎて間に合わなかったのでやっつけで作った感じです。
M5StickC-plus と内蔵マイクに、FFTを組み込んで、ギターチューナーを作りました。
参加賞レベルになってしまいましたが、ちゃんとコメントもいただけました。

審査講評動画▼

オープンソースとして公開してもらえたら、さらなる発展が望めるでしょうという宿題を与えられましたが、宿題できていない…

2022年 SPRESENSE™ 活用コンテスト(8~9月)

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社様主催 elchika 上で実施された 2022年 SPRESENSE™ 活用コンテスト で発表した作品です。

あらかじめテーマを決めて、一時審査が通ればSPRESENSE と周辺ボード が提供されるという形式のコンテストでした。
機械学習と超音波再生機能を使っての作品で応募しました。
家の敷地に犬のフンをさせていく迷惑な飼い主に困っていたので、画像で犬を認識したら、犬にだけ聞こえる犬笛の周波数の音波で追い払うという作品です。

いざ作り始めてみると、SPRESENSE で画像認識を動かすと殆どのメモリリソースを使ってしまうので、超音波領域のこれまたメモリーを食う音声を再生するのは無理があり、結局結合して同時に動かすことが出来ませんでした。
画像処理側を単純な検知方式にすることで、棄権だけは避けてやっつけ応募しました。

なので入賞はしませんでしたが、この時の教訓があったので、次に作ったヒーローズリーグ向けのそろばんの作品で SPRESENSE は 画像認識に専念させる事にして、何とか乗り切れました。

コンテストでよくあるパターンで、テーマを先に決めて審査が通ったらハードを提供するという形式だと、そのアイデアがハードの限界を超えているという事はよくありますが、主催側もそういうことになった場合のリカバリ(アイデアの出し直し)も配慮してもらいたいものですね。

こちらは、審査結果と入賞した作品に対するコメントしかないので、入賞しなかった以上の情報はありません。

ヒーローズリーグ2022(9~11月)

おなじみ MA主催の ヒーローズリーグ2022 リーグでの発表作品です。

そろばんって思いっきりデジタルの特性があるのに、なぜかデジタル化されていないよね。
ってところから始まって、そろばんを自動で動かしてみたいねってところに行きついてできた作品です。
そろばんの珠はメカが動かしつつ、その弾いた珠の位置を画像処理で解析して数値を認識させるという、無駄遣いが過ぎるというほど、いろんな技術を使って作品にしました。

こんな大掛かりなメカを本格的に作るのは初めてで、素人なりに苦労しました。(詳細は記事の方に書いているので、ここでは割愛します)
実はメカ部分は実は去年のヒーローズリーグ向けに、夏前くらいから作り始めていましたが、事情でいったん据え置いて去年は別の作品に急遽方向転換して寝かしていました。
今年再開して何とか完成させました。

お陰様で大本命だった IoAT 部門の審査会ではかなり好評でした。審査でのコメントもとても励みになりました。

「ヒーローズリーグ IoAT賞審査会2022 by IoTLT」での審査の様子▼

最終審査会にも残れましたが、残念ながらヒーローにはなれませんでした。
「最終審査」での審査の様子▼

ですが、個人賞
ちーきくさんから「クアドラプル賞」、尾石 元気さんから「おいしもとき賞」を頂けました。
受賞コメントも技術的な事とか大変さとかわかった上での努力を評価されてのコメントで、とても励みになりました。

来年も頑張れそうです。

まとめ

こうして並べてみると、どれもこれも賞品やボード目当て…
まぁ、モチベーションを保つための重要要素でもあるのでしょうがないかな。
コンテスト・ハッカソン駆動開発になっていますが、1年通じてまんべんなくいろんな締め切りがあって、それを目標に頑張れているので、たくさんの作品が出来上がったのかなと思います。

さいごに

こうして、作品作りを楽しめるのも Protopedia のおかげです。
自分の作品を、たくさんの人に見てもらえるきっかけをもらっているのは非常に有難く思っています。

そして、毎週水曜日夜の Protopedia の時間による作品の紹介は、結構自分では見に行かない作品が紹介され、とても参考になるので、毎週リアルタイムで見ています。殆ど休みなくいつもご苦労様です(ばんのさん、ひげだるまさん)

ヒーローズリーグに応募された Protopedia 作品は殆ど見ました。(審査員でもないのですが)
作品作りのアイデアの参考や、ひらめきのきっかけになることも多くとてもありがたく思っています。
そして、一番良かったのは、作品を全て見ていたから、ヒーローズビンゴで一番乗り出来たこと。なんとなく、これは人気がありそうだなという作品が直感で分かったからこそだと思っています。

これからも宜しくお願いします。

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