はじめに
トレンドの映画を推薦してくれるカスタムGPTの作成に挑戦しました。この記事では、基本的なカスタムGPTの開発方法をステップバイステップで解説します。最終的にはTMBDのAPIを導入して、より高度なGPTsを作成しましたが、その詳細については別の記事で紹介しています。この記事では、基本的な部分に焦点を当て解説します。
GPTsとは
カスタムGPTsとはChatGPTのノーコード機能で、ユーザーが特定のタスクや目的に合わせてチャットボットをカスタマイズできるものです。完全に自作することも、ChatGPTとの対話で簡単に作成することも可能です。
開発を始める
以下の手順で開発画面に移ります。
- 画面左の
Explore GPTs
をクリック - 画面右上の
+ Create
をクリック - 開発画面に移ったら
Create
を選択
chatを通して作りたいGPTを構築する
ここでは、chatGPTとの簡単な対話を通してGPTを具体化し、構築していきます。
私の場合はトレンドの映画をおすすめしてくれるGPTを作りたかったので、
What would you like to make? (どのようなものを作りたいですか?)
という最初の質問に対して
I would like to make a friendly movie buff for a fascinating movie recommendation.(魅力的な映画を推薦するために、友好的な映画ファンを作りたい。)
という回答をしました。英語での回答が効果的ですが、日本語でも可能です。
この調子で、GPTの名前、画像、特性などを話し合いながら構築していきます。
~ is all set up!
のように完成を意味する言葉が出てきたら完成です!
プロジェクトの内容を確認
ここでは、先ほどの会話を通して構築されたGPTの内容が項目ごとに分けられて記載されています。以下に各項目の内容を示します。
番号 | 内容 |
---|---|
① | GPTのアイコン画像 |
② | GPTの名前 |
③ | GPTの概要 |
④ | GPTの役割や機能などの詳細(ここでGPTの性質が決まります!) |
⑤ | ユーザーが打ち込む最初のプロンプトの例(英語で書かれていますが、日本人向けの場合、日本語の方が親切かもしれません。例:最近のトレンドの映画を教えて。, 彼女と見るおすすめの映画はある? ... ) |
⑥ | Web検索機能, 画像生成, コード生成の設定。(今回は何も使わないので全てのチェックを外しました。) |
各項目の内容を確認し、必要に応じて調整してください。
そのほかのKnowledge
やActions
も面白い機能となっていますが、少し高度なため今回は飛ばします。
Previewで動作を確認する
画面右側のPreviewで動作を確認し、必要に応じて先述の各項目を調整します。理想の動作になるまで繰り返し調整します。
公開設定
最後に公開範囲などを設定し、Conrifm
を押したら完成です🎉
最後に
これまで同じ目的で同じ命令を何度も打ち込んでいた作業が、カスタムGPTのおかげで効率化されました。これからもたくさんお世話になる予定です!