はじめに
こんにちは。アメリカに住みながら、独学でエンジニアを目指している Taira です。
現在インターネットクイズを定期的に自分に課しているのですが、その中で出てきた「ハブ」と「スイッチ」について、簡潔にまとめていきたいと思います。
ハブとは?
ハブ(リピータハブ)は、複数の機器を結ぶための製品です。
データを受け取ると,言われた先などは分からず、繰り返し「すべてのポート」に送信します。
特徴
- 全ての接続機器にデータを送り出す
- 同時に複数の通信が発生すると、データが衝突(コリジョン)する
- コリジョン発生により、通信が遅くなる
このため、ハブは少し大きめのネットワークには向いていません。
スイッチとは?
スイッチ(L2 スイッチ)は、ハブの進化バージョンです。
接続された機器の MAC アドレスを記憶し、相手先に合わせて適切なポートへの送信を行います。
特徴
- MAC アドレスをベースに送信先を分別
- 同時に複数の通信が可能
- コリジョンが起きにくいので、通信が経路效率よく高速
現代の家庭やオフィスで LAN を組む場合、使われているのはほとんどこのスイッチです。
大きな違い
項目 | ハブ | スイッチ |
---|---|---|
送信方法 | 全てに送信 | 対象のポートだけに送信 |
コリジョン | 起こる | 起こりにくい |
通信速度 | 遅い | 高速 |
おわりに
ハブとスイッチは一見似ていますが、力を発揮す場所や使用方法に大きな違いがあります。
現代の社会では、無線 Wi-Fi が発達しているので、やや隐れがちですが、背後の有線 LAN では、スイッチが必要不可欠の技術となっています。