はじめに
こんにちは。アメリカに住みながら、独学でエンジニアを目指しているTairaです。
今回は、Webサービス開発者にとって重要な概念の一つである「サブドメイン」について解説します。
サブドメインとは?
サブドメインとは、ドメイン名を階層的に分けた一部のことで、主にウェブサイトの構造を整理したり、異なるサービスを分けて管理するために使われます。
例:
https://blog.example.com
このURLにおいて、
-
blog
:サブドメイン -
example
:セカンドレベルドメイン -
.com
:トップレベルドメイン(TLD)
サブドメインの用途と例
サブドメイン | 用途の例 |
---|---|
www.example.com |
メインのウェブサイト |
blog.example.com |
ブログページ |
shop.example.com |
ネットショップ |
admin.example.com |
管理者専用ページ |
それぞれ別のアプリケーションやサーバーに接続させることも可能です。
サブドメインとサブディレクトリの違い
項目 | サブドメイン | サブディレクトリ |
---|---|---|
例 | blog.example.com |
example.com/blog |
独立性 | 高い(別アプリとして扱える) | 低い(同一アプリ内) |
サーバー構成 | 別サーバーにできる | 同一サーバー内 |
DNS設定 | 必要 | 不要 |
用途や開発体制によってどちらを使うかを選択します。
バックエンドエンジニアとして知っておきたいポイント
✅ DNS設定
- サブドメインごとにDNSでレコード(A/AAAA/CNAMEなど)を設定できます。
-
api.example.com
とapp.example.com
を別サーバーに振り分けることも可能です。
✅ SSL証明書
- 通常の証明書では
example.com
用とblog.example.com
用は別に必要です。 - ただし
*.example.com
のようにサブドメイン全体をカバーする「ワイルドカード証明書」もあります。
✅ Webアプリの構成に活用
- サブドメインを活用することで、マイクロサービス化や多言語対応がしやすくなります。
- 例:
en.example.com
(英語版)、ja.example.com
(日本語版)など
まとめ
- サブドメインは、ドメイン名を分けて整理・管理するための手段
- Webサービスを分けたり、管理しやすくするために広く使われる
- DNS設定やSSL証明書の知識とセットで理解しておくと、バックエンド開発にも役立つ