はじめに
こんにちは。アメリカ在住で独学でエンジニアを目指している taira です。
現在Linuxを学習中ですが、本日はuptimeコマンドの使い方について記事を書こうと思います
uptime
とは
Linuxシステム上で uptime
コマンドを実行すると、以下の情報を素早く確認できます。
-
現在時刻
コマンドを実行した時のシステム時刻。 -
起動後の経過時間 (uptime)
システムが最後に起動してから、どのくらいの時間が経過しているか。 -
ログインしているユーザー数
現在システムにログインしているユーザー数。 -
ロードアベレージ (load average)
CPUが処理待ちを含めてどれだけ負荷を受けているかを示す指標。1分、5分、15分の平均負荷が表示されます。
この数値がCPUコア数を大幅に超えると、システムが高負荷状態であることを意味します。
uptime
の基本出力例
$ uptime
18:25:45 up 3 days, 2:14, 2 users, load average: 0.04, 0.05, 0.01
-
18:25:45
→ 現在時刻 -
up 3 days, 2:14
→ 起動後の経過時間 -
2 users
→ ログイン中のユーザー数 -
0.04, 0.05, 0.01
→ 1分、5分、15分のロードアベレージ
ロードアベレージの目安
ロードアベレージは、CPUが処理中や処理待ち状態にある「タスクの平均数」です。以下の点を確認しておくと負荷状況を判断しやすいでしょう。
- コア数以下の値の場合: ほぼ余裕があるか、正常に稼働している状態
- コア数程度の値の場合: CPUがしっかり使われている状態(問題とは限らない)
- コア数を大幅に超える値の場合: CPUがタスクを捌ききれず、処理待ちが多くなっている可能性があります。サーバー上で稼働している処理を見直して軽くするか、ハードウェアを増強するかを検討する必要があります。
CPUコア数の確認例
grep -c ^processor /proc/cpuinfo
例えば、4コアの場合でロードアベレージが2や3なら余裕、4で並行、8近くあると処理待ちや遅延が発生し始めているかもしれません。
まとめ
- システムの稼働時間や現在の負荷、ログインユーザー数を素早く把握するためのコマンド。
- 日常的なシステム監視やトラブルシュートに役立つ。