はじめに
こんにちは。アメリカに住みながら独学でエンジニアを目指しているTairaです。
2024年10月6日よりQiitaの毎日投稿を始め、2025年4月6日で半年が経過しました。
Qiitaという技術ブログサービスの存在を知り、興味本位でブログ投稿を始めたのをきっかけに、「せっかくなら毎日投稿してみよう」と思い切って挑戦しました。まさか半年も続くとは自分でも驚いています。
この半年の間、アメリカの大学で語学を学んだり、1カ月間日本に一時帰国したり、風邪をひいて思うように時間が取れないことも何度もありました。そんな中でも、記事投稿だけは続けようと心に決め、一度も「やめよう」とは思わず継続してきました。
さて、本日は「半年間の毎日投稿によって得られたこと」をまとめたいと思います。なお、1~2日ほど投稿が途切れている日がありますが、時差の関係やGitHub Actionsのトラブルが原因であり、実際には記事を毎日書いていましたのでご容赦ください。
半年続けて得られたメリット
1. いつでもプログラミングのことを考えられる
これをメリットと捉えるかは人それぞれですが、何かを達成したりスキルを磨いたりする上で「時間をかける」ことは必要不可欠です。もちろん効率化は可能ですが、結局ある程度の時間は必要になります。
私は毎日技術に触れ、時折コメントを通してフィードバックをもらい、その度に再考するプロセスを続けました。単に「勉強しておしまい」ではなく、より能動的なスタイルになったことは大きな収穫です。
2. 自分が理解した内容を記録しておける
自分が「腑に落ちた」と思える知識を記事にしています。人間は忘れる生き物なので、過去に悩んだことを思い出したいとき、Qiitaに残した記事が役立ちます。当時自分が納得した表現で残しているので、読み返すだけでも理解度が上がりやすいです。
さらに、過去の記事を振り返ることで、新たな疑問が湧いてくることもあります。そうした疑問を解消していくうちに、より深い理解へとつながります。
3. Markdown記法に慣れる
QiitaではMarkdown記法を利用しています。GitHubのREADME.mdもMarkdownなので、書き方に慣れておくといろいろな場面で役立ちます。もちろん、エンジニアの方でもMarkdownを書く機会が少ないケースはあるかもしれませんが、損はありません。
4. CLI操作に慣れる
QiitaはWebブラウザからの操作が一般的ですが、私はあえてQiita CLIを使って投稿しています。CLI操作に慣れると、ソフトウェアエンジニアっぽく振る舞うだけでなく、記事の編集をコード化・自動化できるのが大きな魅力です。
たとえば、Qiitaがサーバーメンテナンス中でも記事を編集できますし、クラウドサービスの設定をTerraformでコード化・自動化するのと同じように、ブログの投稿プロセスも自動化できます。
また、ちょうどGitの勉強中だったこともあり、記事をGitHubで管理しました。Gitの基本操作やPRの流れを学ぶ良い訓練にもなり、CLIやGitにはそこまで苦労せずに取り組めています。
5. Qiita記事投稿の自動化に取り組めるようになった
これは、誰もが半年続ければ自然に身につくわけではありません。ただ、毎日投稿をしているからこそ「自動化したい」と思えたのは大きな成果だと思います。
たとえば、日本に1カ月間一時帰国した際は、毎日PCを開いてブログを書くのは厳しいと感じました。しかし「日本滞在を楽しみながらブログも続けたい」という思いから、GitHub Actionsでcronを組み、記事を自動投稿する仕組みを作りました。さらにX(旧Twitter)への自動ポストも実装しています。
GitHub Actionsの理解はまだ十分とは言えませんが、実践を通じてかなり経験値が上がりましたし、何より自分が実装したものが動く瞬間はとても嬉しいです。
- GitHub Actions + Qiita CLI + Xで自動投稿した記事1
- GitHub Actions + Qiita CLI + Xで自動投稿した記事2
- GitHub Actions + Qiita CLI + Xで自動投稿した記事3
まとめ
今回は、半年間の毎日投稿を続けて得られたメリットを振り返りました。
もちろん、情報の正確性にこだわる方もいるかと思います。「その情報のソースは? 確定していない情報は投稿しないでほしい」といった声は確かにもっともです。
しかし、それに縛られて「ソースを探すのが大変だし、批判されるのが怖いから投稿をやめよう」と考えるのは、少しもったいないと感じます。今はAIを使えば初期調査も効率よくできますし(AIの情報を鵜呑みにしてはいけませんが)、記事を見て指摘してくださる方もいます。
もちろん、コメント任せにするのは良くありません。しかし、臆せず投稿することで得られるメリットは非常に大きいです。この投稿を読んで、もう一度記事投稿を検討してもらえたら嬉しいです。
私自身は、就職できるまでこの毎日投稿を続けるつもりなので、温かい目で見守っていただけると幸いです。