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AWS EBSのボリュームタイプの違いを理解する

Last updated at Posted at 2019-07-03

AWS Elastic Block Store(EBS) とは

EC2インスタンスにアタッチして使用するブロックストレージのこと。OS、アプリ、データの置き場所などの用途に利用される。

ブロックストレージの種類

大きく分けると SSD-Backed と HDD-Backed のボリュームがある。ざっくり用途を分けると、小さいサイズの不規則なデータの読み書きがある RDS(Relational Database Service)のような用途には高い IOPS が求められるため、ランダムアクセスにも性能を発揮する SSD-Backed を選択する。ビッグデータ処理で、ファイルサイズの大きいデータを保存するなど、I/O のサイズが大きく、シーケンシャルアクセスの場合は HDD-Backed を利用。

SSD-Backed

  • 汎用SSD(gp2)

    • ブートボリューム
    • 負荷が読めないシステム
    • 小規模なDB向け
    • 開発・テスト環境向け
    • 仮想デスクトップ
  • プロビジョンドIOPS(io1)

    • リレーショナルデータベースに利用される
    • 汎用では処理しきれないIO性能を要求
    • 大規模なDB向け
    • 持続的なIOPSパフォーマンスが必要なアプリケーション向け
    • EBSのディスク性能を高めるが、ネットワークがボトルネックになるため、EBS最適化インスタンスを使うことが推奨

HDD-Backed

  • スループット最適化HDD(st1)

    • シーケンシャルアクセス時に高い性能を発揮するタイプ
    • 高いスループットを要求するビッグデータ処理に最適
    • DWH、大規模なETL処理などに利用
    • 起動ボリュームには利用できない
    • サイズは500GiB〜
  • コールドHDD(sc1)

    • ログデータ保管、アーカイブ利用
    • サイズは500GiB〜

用語解説

  • IOPSとは、Input Outpu Per Secondのことで ストレージが1秒あたりに処理できるI/Oアクセスの数 を指す。
  • EBS最適化とは、EC2-EBS間の通信を専用のものでつなぐこと。そうすることで、他の通信に邪魔されずにディスク IO性能の安定化につながる。旧世代インスタンスを除いてデフォルトでオンになっている。

  • シーケンシャルアクセスとは、連続したデータアクセスのこと。 たとえば、ファイルコピーの速さはシーケンシャルアクセスの性能による。

参考

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