今日は FO の経費精算についてご紹介します。経費精算システム(サービス)は、SAP Concur や freee や マネーフォワード など多くの競合製品がありますが、FO においても ERP の中の1モジュール(EX)として利用することが可能です。※厳密には、経費精算は何かしらのプロジェクトに紐づいて発生するものだから Project Operations の機能に含まれています。
通常のWebブラウザからだけでなく、スマホアプリからも利用できます(Dynamics 365 Unified Ops で検索してインストールしてね)
経費精算プロセスの概観・概要(ユースケース)
①基本設定
Feature management ページから Expense reports re-imagined を有効化にする。今日は割愛しますが、領収書・レシートの OCR 機能が使えたりと便利です。
機能詳細
②詳細設定
日当、事前旅費申請必須化、税金、会社間の経費精算有効化など、色々な設定が可能ですのでお試しください。今回は特に設定せずこのままいきます。
③ワークフロー設定
すでにExpense Reports(経費精算書)というワークフローがあるので、これを利用します。金額などの条件分岐、確認者などの設定など、業務・内部統制プロセスに準じて味付けを変えてみてください。
④申請者・承認者の確認
申請者:Aaron Con さん(法人はUSSI、ロールはEmployee)
承認者:Julia Funderburk さん(法人はUSSI、ロールはSystem Admin)
⑤経費入力
- 申請者:Aaron Con さんで FO にログインする
- Expense reports ページに遷移し、+ New expense report をクリック
- ヘッダや明細は適当に入力。領収書・レシートなどのコピーも添付してね。
⑥経費申請
Workflow の Submit をクリック。
これで申請完了です。申請の状況は View history から確認できます。
Julia Funderburk に承認依頼が飛んだようなので、次は承認者にアカウント切り替えて承認します。
⑦経費承認
承認者のアカウントから、FO にログインして、トップページ左下にある Work items assigned to me より、Expense reports をクリックする。
承認依頼一覧が見えるので、当該の Expense reports を選択して、Approve(承認)をクリックする。
こちらで承認完了です。
⑧経費確定
~~終わりです~~
(追記)
そういえば私は社会人1年目の時に、海外の現地法人向けにERPを導入するプロジェクトに参画していたこともあり、上司や先輩の海外出張の旅費申請と経費精算しまくっていました...笑(終電まで残ってやっていたことも)。特に海外出張の旅費申請は、調整力とスピードが求められるんですよね。
旅程表&見積をもらう → 旅費申請 → 発券依頼 → ..(出張).. → 経費精算 → 経理部にまとめて領収書原本渡す → SIプロジェクトにもチャージ...こういうプロセスを身をもって学べました笑。
実際は「日当たくさんもらってんだから経費精算くらい自分でやれや」って不満垂れてましたが..笑