Power Platform にはたくさんのコネクタが揃えられておりますが、呼び出されるサービス側が API として対応していないので代わりに PowerShell で対応する必要があるケースってないでしょうか?
例えば、Exchange Online の 配布グループ は 既成のコネクタ (Office 365 Groups) や Graph API を通して作成することはできませんが、Exchange Online Management モジュールを使った PowerShell を使えば作成できます。
Power Platform から PowerShell を実行したいときは、Azure Automation を使う方法を一つの選択肢として考えると良いかと思います。Power Platform では、Azure Automation のコネクタが提供されていますので活用しましょう。
① Azure Automation アカウントの作成
② PowerShell Runbook の作成
ランタイムバージョンは 5.1 を選択してください。
Exchange Online Management モジュールのインストール
ランタイムバージョンは 5.1 を選択してください。
③ Runbook の内容の作成
Param
(
[Parameter(Mandatory=$true)]
[String] $Name,
[Parameter(Mandatory=$true)]
[String] $Alias
)
$credential = Get-AutomationPSCredential -Name "XXX"
Connect-ExchangeOnline -Credential $credential
New-DistributionGroup -Name $Name -Alias $Alias -MemberJoinRestriction open
認証(Connect-ExchangeOnline)はユーザー認証にしていますが、多要素認証が有効になっていると実行時にエラーになるので、ほかに 証明書を使った認証 なども検討すると良いかと思います。
④ Runbook の実行テストと確認
⑤ Power Automate で③で作成した Runbook を起動する
コネクタ: Azure Automation
アクション: ジョブの作成
以上、ご参考になれば幸いです。