PMBOKとチームリーダーシップについて、現場での実践を意識してまとめてみました。
当たり前に思える原理・原則も、実践は意外と難しいもの。でも、チーム全員で少しずつ前に進んでいけたらと思います。
はじめに
- PMBOK(プロジェクトマネジメントの標準ガイド)において、プロジェクト成功のカギを握るのが「チームリーダーシップ」。
- 当たり前だけれど、実践するのはなかなか難しい。
- 本記事では、PMBOKの原理・原則に寄り添いながら、チームリーダーシップを発揮するためのポイントを、「現場と理想のギャップ」に配慮したゆるっとした視点でまとめます。
1. PMBOKが大事にする“チーム”の概念
- 目標共有:プロジェクトのゴールを明確にし、メンバー全員が共有する。
- 役割と責任の明確化:スコープ管理やWBSによって、誰が何をやるかはっきりさせる。
- コミュニケーション:情報を適切に交換する場を設計し、メンバー間の連携を促進。
- リスク管理:問題が起きたときにどう動くか事前に備え、みんなで対処できる仕組みを作る。
2. チームリーダーシップとは?
- 方向性を示す:チームにビジョンを提示し、共通のゴールへ導く。
- 巻き込み力:メンバーをエンゲージし、自発的な動きを引き出す。
- 信頼構築:リーダーが独りよがりにならず、メンバー同士がお互いをフォローし合う環境を作る。
2.1. PMだけがリーダーじゃない
- チーム全員が“小さなリーダーシップ”を発揮することで、主体的に動けるチームが育つ。
3. 現場と理想のギャップ事例
- 余裕がない問題:計画やドキュメンテーションを理想通りにやるのは難しい。
- チーム構造の複雑さ:外注やフリーランスとの混成チームで、共通認識を作るのが大変。
- 上層の意思決定や組織構造:縦割り体制でリーダーだけが奮闘し、チームが巻き込まれない。
4. ゆるっと実践ヒント
- ミニPM意識:メンバー各自が進捗管理や問題共有を自主的に行う。
- ポジティブ共有会:進捗会議だけでなく、称賛ポイントを共有してモチベアップ。
- ファシリテーションのローテーション:会議の進行や議事録担当を持ち回りにして、全員がリーダーシップを体験。
- 小さな成功体験を重ねる:プロトタイプやテスト段階での達成を祝うと、チーム全体の士気が上がる。
- ヘルプを求める勇気:リーダーが「助けて」と言える環境づくりも大切。
5. まとめ
- PMBOKの原理・原則は、一見“当たり前”に見えるが、それを現場で実行するのは難易度が高い。
- チームリーダーシップは、“一人のカリスマ”ではなく“みんなで作り上げていくもの”。
- 現場の状況に合わせてゆるっとアプローチを取り入れ、少しずつ理想と現実の差を埋めていこう。
当たり前こそが奥深い! 一歩ずつ実践して、共通の目標を達成する“いいチーム”を目指しましょう。