はじめに
こんにちは!今回は、最新AIモデル「Claude 3.5 Sonnet」とその新機能「Artifacts」を使って、PlantUMLで作図を行ってみました。Anthropicが提供するこの新機能は、生成AIの新しい可能性を示しており、特にコード生成やドキュメント作成において大きな力を発揮します。
以下の記事でやってみたことを、Claude 3.5 Sonnetでやってみました。
Artifactsとは?
「Artifacts」は、Claudeとの対話を通じてコンテンツを作成し、管理できる新機能です。特に長いコンテンツや修正が必要なコンテンツ、会話の文脈外で使用されるコンテンツ(例:スライド、マインドマップ、コード)に適しています。
現時点で無料版でも時間あたりの実行数に限りがありますが、試してみました。実行スピードが速く、少ないプロンプトの指示で精度の高いコンテンツを作成できる体験ができました。また、左側にプロンプトの画面が表示され、右側に出力結果が表示されるため、作業効率が非常に高いと感じました。
PlantUMLでの作図
Step 1: Artifactsの有効化
まずは、「Artifacts」を有効にする必要があります。Feature PreviewからArtifactsをオンにします。これで、Claudeとの会話の中でArtifactsを利用できるようになります。
プロンプトの画面の次のアイコンをクリックする(2024年6月22日時点)
またはFeature Previewをクリックする(2024年6月22日時点)
Step 2: プロンプトを入力
次に、Claudeに対してPlantUMLを使った作図の指示を出します。具体的には、以下のようなプロンプトを入力します。
プロンプト例
以下のシステム設計を基に、シーケンス図をPlantUML形式で出力してください。
システム名:ユーザー管理システム
処理の流れ:
ユーザーがログイン画面で名前とパスワードを入力します。
認証システムがユーザー情報を検証します。
認証システムがデータベースにユーザー情報の確認をリクエストします。
データベースが認証システムにユーザー情報を返します。
認証システムがログイン結果をユーザーに返します。
管理者がユーザー管理画面でユーザー情報を編集します。
認証システムがデータベースにユーザー情報の更新をリクエストします。
データベースが認証システムに更新結果を返します。
認証システムが管理者に更新結果を返します。
以下のシーケンス図をPlantUML形式で生成してください。
Step 3: ダウンロード
最終的に完成した図は、ワークスペースの右下にあるダウンロードアイコンをクリックすることでダウンロードできます。これにより、生成されたPlantUMLの図をローカルに保存し、他のドキュメントやプレゼンテーションに利用することができます。
Step 4: 次のプロンプトの入力
プロンプト例
ログの出力機能を追加してシーケンス図を更新して
新しいプロンプトを指定して図を更新していけました。
実際に試してみた感想
無料版で時間あたりの実行数に限りがありますが、試してみました。実行スピードが速く、少ないプロンプトの指示で精度の高いコンテンツを作成できる体験ができました。また、左側にプロンプトの画面が表示され、右側に出力結果が表示、更新されるため、作業効率が非常に高いと感じました。
まとめ
Claude 3.5 Sonnetの新機能「Artifacts」を使うことで、簡単にPlantUMLを用いた作図が可能となりました。生成AIの進化により、コード生成やドキュメント作成の効率が大幅に向上することが期待されます。是非、皆さんもこの機能を試してみてください!
参考
興味を持った方は、ぜひAnthropicの公式紹介動画をご覧ください。1分30秒ほどの短い動画で、その素晴らしさを実感できると思います。